- ダーズリー家とハリーの関係
- ハリーがいつも冷たく扱われていた理由
- 具体的なエピソード

ダーズリーおじさん(バーノン・ダーズリー)は不思議や神秘的といった「まとも」でない非常識は一切認めない人なんです
この記事では、ハリー・ポッターシリーズに登場する「バーノン・ダーズリー」がハリーを嫌う理由や具体的なエピソードをわかりやすく解説します
ダーズリーおじさんがハリーを嫌っている理由


マグルのダーズリー叔父さん(バーノン・ダーズリー)は「魔法」のような不思議や神秘的なことを嫌っていました
ヴォルデモートによってハリーの両親(ペチュニアの妹リリーと義弟ジェームズ・ポッター)が殺されたことで、ハリーの唯一の血縁者はバーノンとペチュニアだけになりました
ダンブルドアはハリーをダーズリー家に預けた際にダーズリーの家に古の魔法をかけ、この家をハリーが家庭と呼ばれるうちは強力な保護をハリーに与え、ヴォルデモートですら手を出せないようにしました
そのことをバーノンは知っていたため、ハリーを家から追い出すことはしませんでしたが、魔法に関することを忌み嫌っていたため、ハリーのことも嫌い、酷い扱いをします
好きなこと/もの
ダドリーを溺愛すること、ハリーに対して色々否定すること
ワーナー・ブラザーズ公式サイト|バーノン・ダーズリー
バーノンは魔法に関するものならなんでも毛嫌いするので、ほんの少し幻想的な話をするだけで(昨日見た夢の話など)、怒り出します
「僕、オートバイの夢を見た」ハリーは急に思い出した。「空を飛んでたよ」
バーノンおじさんはとたんに前の車にぶつかりそうになった。運転席からグルッと振り向きざま、彼は口ひげをはやした巨大な赤かぶのような顔でハリーを怒鳴りつけた。
「オートバイは空を飛ばん!」
『ハリー・ポッターと賢者の石』



ハリーを預かってからは様々な面倒に巻き込まれており、ポッター一家のことが世間にばれるのを何よりも恐れていました
- 息子ダドリーのお尻に豚の尻尾をつけられる(賢者の石)
- 接待の席でデザートが破裂し、人生最大の商談が失敗(秘密の部屋)
- マージおばさん(バーノンの姉)がふくらんで天井をポンポン(アズカバンの囚人)
- 客間の半分をウィーズリーおじさんに破壊される(炎のゴブレット)
- 息子ダドリーがディメンター(吸魂鬼)に襲われる(不死鳥の騎士団)
息子ダドリーがディメンター(吸魂鬼)に襲われ、更にヴォルデモートが復活したことを知ったバーノンは家族を危険から守るためハリーを追い出そうとしますが、すぐさまペチュニアのもとにダンブルドアから抗議の吠えメールが届き、断念せざるを得なくなりました
また、第5巻でバーノンがハリーの首をがっちり締めたときには、ダンブルドアがかけた保護魔法により身体に目に見えないエネルギーのようなものが走り、掴んでいられなくなったこともあります



作者のJKRは一番嫌いなキャラクターはバーノン叔父さんだと話しています
ハリーに対する具体的なエピソード
- 物置小屋に住まわせる
- ふくろう便で届いた手紙を隠す、届かないようにする
- クリスマスプレゼントで最低なプレゼントを贈る
- ホグズミードの許可証にサインをしない
階段下の物置小屋に住まわせていた有名なエピソードの他にも、ホグワーツの入学許可証の手紙を受け取らないように、ハリーと家族を連れて家から飛び出してしまうほどでした



クリスマスプレゼントにはハリーにわざわざ嫌なプレゼントを贈っていました


- 50ペンス硬貨1枚
- 爪楊枝1本
- ティッシュペーパー1枚



ハリーがダーズリー家から離れて過ごす初めてのクリスマスには50ペンス硬貨を1枚プレゼントし、そのプレゼントには、「贈ったプレゼントよりも切手代と封筒のほうが高かった」と書いメモを入れていました
ダーズリー家の人たちからもらったなかで一番良いプレゼントは、誕生日にもらったバーノンのお古の靴下とコートを掛けるハンガーでした
ハリーが11歳を迎えてからの誕生日は、ほとんど無視されるようになりました
まとめ:ダーズリー叔父さんは魔法が嫌い
ダーズリーおじさんがハリーを嫌う理由は「魔法」に関することが嫌いで、「まとも」でありたかったからです
そのために魔法界に関係のあるハリーを嫌い、魔法界とのつながりをどうにかして絶とうとしていました
ハリーはそのせいでずっと酷い扱いを受けていましたが、ダンブルドアはこれらについて「(ハリーの)せめてもの救いは、ダドリーが両親から被ったような言語道断な被害(=甘やかし)を免れたことじゃ」と皮肉っています
賢者の石から登場するバーノン・ダーズリーのお話でした!