- ピーブスって何者?
- 代表的な登場シーン
- 映画で登場しなかった理由

ピーブズとはホグワーツに棲んでいるポルターガイストの名前で、いたずらをして場をかき乱しますが、映画では登場していません
この記事では、ピーブスの正体や性格、原作での登場シーン、そして映画でカットされた理由までをわかりやすく解説します
ピーブスとは悪さをする“ポルターガイスト”
ピーブスは、ホグワーツに住みつくポルターガイスト(騒霊)です



ポルターガイストとは、ドイツ語で「騒がしい霊」を意味し、物を動かしたり音を立てたりして人を驚かせる存在のことを指します
ピーブスは、ホグワーツの子供のいたずら心を具現化した存在であると考えられており、993年のホグワーツ創設時から城に棲みついています
彼は何世紀にもわたりホグワーツに「混沌」をもたらし、多くのホグワーツの職員と生徒にとって悩みの種となっています
ピーブスの性格と特徴


- 大きい口に暗い目をした小男
- 鈴飾り付きの帽子とオレンジ色の蝶ネクタイ
- 趣味:歌を作る、いたずらを仕掛ける
ピーブズは暗い目をした小男で、帽子とオレンジ色の蝶ネクタイがトレードマークです
ピーブズは厳密にはゴーストではないため、半透明ではありませんが、透明になって姿を消すことができます


甲高い声で笑ったり生徒の悪口満載の歌を歌ったりしながら、 生徒や職員に数多くのいたずらを仕掛けていつもニヤニヤしています
城内でいたずらを繰り返すため、生徒や教職員、果てはゴーストや屋敷しもべ妖精まで困らせています



透明マントを被っても気配を感じることができるらしく、ピーブズの目をごまかすことはできないようです
- 新入生に水風船を投げつける
- 黒板に下品な言葉を書く
- 像を倒したり花瓶を割ったりする
- チューインガムを鍵穴に詰める
- 寝ている生徒の耳元で息を吹きかける
特に、管理人のアーガス・フィルチとは犬猿の仲で、常にフィルチを怒らせることを楽しんでいます
ピーブズをコントロールすることができる人物はゴーストの血みどろ男爵とアルバス・ダンブルドアのふたりのみと言われています
ピーブスの代表的な登場シーン
ピーブスはホグワーツ生活の中で、たびたび事件を引き起こしています


- ハリーの頭上にインクつぼを落とす
- 杖をネビルの頭の上に落とす
- 通路をふさいで「ズボンに火をつけないと通さない」と言い張る
- スラグホーンのパーティーにルーナを誘ったハリーをからかい、学校中に広める
- ハリーが唱えた 「ラングロック! 舌縛り!」 の犠牲になる
- アンブリッジを追放
基本的にはピーブズは常にハリーたちにいたずらをしています
ハリーの頭上にインクつぼを落としたり通路をふさいだりして困らせていました
途中、ピーブズに足止めを食らった。ピーブズが5階のドアをふさいで、自分のズボンに火をつけないと開けてやらないと、とおせんぼをしていたのだ。
原作:ハリーポッター
6巻では、ハリーがスラグホーンのクリスマスパーティにルーナを誘ったところを見ていたピーブズが 学校中に「ポッティが ルーニーをパーティに誘った!ポッティはルーニーが好き!」とふれまわっていました
他にもクリーチャーとドビーが取っ 組み合いをしながらギャーギャー大声で喚きたてていたので、ハリーが「ラングロック! 舌縛り!」と唱えると、近くにいたピーブズが犠牲になったこともあります
普段は生徒の言うことを全く聞かないピーブズですが、第5巻『不死鳥の騎士団』では異なる一面を見せます
フレッドとジョージの卓越した悪戯のセンスには敬意を払っており、『不死鳥の騎士団』ではフレッドがピープズに対し「俺たちに代わってあの女(アンブリッジ)をてこずらせてやれよ」と声をかけると、ピープズは帽子を取って2人に敬礼し、完璧にその命令を実行します



教員の命令にすら従わないことのあるピーブスが生徒に敬意を示し、命令を聞くなど前代未聞だったので、ふたりは全校生徒とほとんどの教員に尊敬されました
ピーブズが生徒の命令を聞く場面など、ハリーは見たことがなかった。そのピーブズが、鈴飾りのついた帽子をさっと脱ぎ、敬礼の姿勢を取った。眼下の生徒たちのやんやの喝采を受けながら、フレッドとジョージはくるりと向きを変え、開け放たれた正面の扉を素早く通り抜け、輝かしい夕焼けの空へと吸い込まれていった。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
彼が初めて生徒の命令に従った瞬間であり、ホグワーツ中が喝采を送る感動的な場面でした
ピーブスが映画に登場しなかった理由
実は、ピーブスは映画版にも撮影シーンが存在していました
しかし、『賢者の石』の監督クリス・コロンバスが「キャラクターの見た目が合わない」と判断し、完成版ではすべてのシーンがカットされてしまいました
まとめ:ピーブスは“場をかき乱すホグワーツの象徴”
ピーブスは単なるいたずら好きではなく、ホグワーツの自由さと混沌の象徴として描かれています
彼の存在は、厳格な魔法世界の中に「遊び心」や「反骨精神」を与えるものでした
だからこそ、原作者J.K.ローリングも「ピーブスになってみたい」と語るほど、自由で愉快なキャラクターなのです
映画では見られなかったものの、原作を読むと彼の存在がいかにホグワーツらしいかが伝わってきます



もしまだ読んだことがない方は、ぜひ原作でピーブスの活躍をチェックしてみてください











