- ルシウス・マルフォイの人物像
- ハリーやヴォルデモートとの関係
- 主な出演シーン

ルシウス・マルフォイはハリーの同級生ドラコ・マルフォイの父親で、ヴォルデモートの部下(死喰い人)でもあります
この記事では、ルシウス・マルフォイの性格、ハリーやヴォルデモートとの関係、シリーズごとの印象的なシーンまでをわかりやすくまとめています
ルシウス・マルフォイとは?基本情報と性格


- 初登場:「秘密の部屋」
- 富裕な旧家マルフォイ家の当主
- ドラコ・マルフォイの父親
- 純血魔法族に強い誇りを持つ差別主義者
ルシウス・マルフォイは、魔法族の富裕な旧家マルフォイ家の当主で、ドラコ・マルフォイの父親として「ハリーポッターと秘密の部屋」で初登場します
生まれは1954年ごろと推測されており、背が高く滑らかなプラチナブロンドの髪、青白い顔、尖った顎と灰色の目を持ち、ドラコにも受け継がれています
また、ドラコ同様、傲慢でプライドが高い性格で
- 純血魔法族に強い誇りを持つ差別主義者
- 富とコネを活かして魔法界で有利な立場を維持
- 陰で策を巡らせ、抜け目なく行動
したりと、自身の家系や魔法省とのコネを上手く利用し、自身の利益を確保しています
ハリー・ポッターとの関係


ルシウスはハリーと対立することが多く、マルフォイ家はダンブルドアやウィーズリー家としばしば衝突します
初登場した「秘密の部屋」では
- ジニーの持ち物にリドルの日記を忍ばせ
- アーサーを失墜
- 自分とヴォルデモートが関係する証拠(日記)を消滅
という一石三鳥の計画を立てていましたが、ハリーによって阻止されます
また秘密の部屋の最後では屋敷しもべであるドビーをハリーの手によって解放させられ、激怒するシーンもあります
マルフォイ氏は立ち去ろうとした。 「ドビー、来い。来いと言ってるのが聞こえんか!」 ドビーは動かなかった。ハリーのドロドロの汚らしいソックスを握りしめ、それが貴重な宝物ででもあるかのようにじっと見つめていた。 「ご主人様がドビーめにソックスを片方くださった」しもべ妖精は驚嘆して言った。 「ご主人様が、これをドビーにくださった」 「なんだと?」マルフォイ氏が吐き捨てるように言った。「いま、何と言った?」 「ドビーがソックスの片方をいただいた」信じられないという口調だった。 「ご主人様が投げてよこした。ドビーが受け取った。だからドビーは――ドビーは自由だ!」 ルシウス・マルフォイはしもべ妖精を見つめ、その場に凍りついたように立ちすくんだ。それからハリーに飛びかかった。 「小僧め、よくも私の召使いを!」 しかし、ドビーが叫んだ。 「ハリー・ポッターに手を出すな!」 バーンと大きな音がして、マルフォイ氏は後ろ向きに吹っ飛び、階段を一度に三段ずつ、もんどりもんどり打って転げ落ち、下の踊り場に落ちてぺしゃんこになった。
ハリーポッターと秘密の部屋
ヴォルデモートとの関係
ルシウスは第一次全盛期のヴォルデモートの忠実な死喰い人でした
しかし、闇の帝王が凋落すると「本心では従っていなかった」と言い逃れし、この件で裁判にかけられることはありませんでした



巧みに立場を守る抜け目のない性格が表れています
1995年6月ヴォルデモートが復活すると、再び帝王の許に馳せ参じ、裏切ったことへの処罰は受けず、忠誠を誓うだけで許されていました
しかし、翌年、予言の奪還に失敗し、さらにリドルの日記がハリーに破壊されたことが、ヴォルデモートの逆鱗に触れてしまいます
その結果、息子ドラコは死喰い人に入れられ、 ダンブルドア殺害を命じられてしまいました
ルシウスの主な登場シーン


- 秘密の部屋:ジニーの持ち物にリドルの日記を忍ばせる
- 炎のゴブレット:陰でマグルいじめを楽しむ
- 不死鳥の騎士団:予言の奪還に失敗
- 死の秘宝:戦闘では息子を守るため奔走する
『秘密の部屋』ではアーサーが1992年にマグル保護法を起草したことに危機感を持ったルシウスは、リドルの日記を娘ジニーの持ち物に忍び込ませて一家を破滅させようとしました
世間的には立派な体面を保ちながら、『炎のゴブレット』ではクィディッチ・ワールドカップのときに、陰でマグルいじめを楽しんでいました
ヴォルデモートが復活すると再び闇の帝王の許に馳せ参じ、忠誠を誓います
『不死鳥の騎士団』では神秘部に保管されている予言を奪うようヴォルデモートから命令されますが失敗に終わります
予言の球は取り戻す前に粉々に砕け、自身も捕まりアズカバン送りとなってしまいました
さらに、凋落前にヴォルデモートから預かったリドルの日記が分霊箱になっていたことを知らず、軽々しくジニーの持ち物に入れ、ハリーに破壊されてしまったことが帝王の逆鱗に触れ、息子ドラコは死喰い人に入れられ、 ダンブルドア殺害を命じられてしまいました
ホグワーツ最終決戦ではヴォルデモート側として戦うこともせず、妻と息子ドラコとともにその場から去っていきます
ルシウス・マルフォイとナルシッサは戦おうともせずに、息子の名を叫びながら、戦闘の中を走り回っていた。
ハリーポッターと死の秘宝
まとめ—ルシウスを知ると物語がもっと楽しめる
ルシウス・マルフォイは、単なる悪役ではなく、家族や自身の立場を巧みに守る複雑な人物です
この記事を読むことで
- 性格や家族関係を理解できる
- ハリーやヴォルデモートとの関係が分かる
- 各シリーズでの見どころが押さえられる
これらを押さえることで、物語をさらに楽しむことができます









