- ルーナはいじめられていたの?
- いじめの原因は?
- ルーナのその後

ルーナは変わった性格で物を隠されたりしていました
この記事では、ルーナがいじめられていた事実や、その原因、いじめの相手について、原作の描写をもとにわかりやすく解説します。さらに、ルーナがその後どうなったのか、大人になった後の活躍などの公式情報もまとめています
ルーナはいじめられていた?
ルーナ・ラブグッドは、一風変わった生徒として、からかわれたり周囲から物を隠されたりといういじめがありました
- レイブンクローの生徒
- ジニー・ウィーズリーと同級生
- 薄い眉、大きな目、ブロンドの髪
- 「ルーニー(頭がおかしい)」とみられている


特徴的な薄い眉毛や飛び出した目、腰まで伸びた濁り色のブロンドの髪をしており、周囲からは「変わり者」と見られていた女の子です



初登場は「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」での序盤、ホグワーツへ向かうホグワーツ特急の車両内で出会います
「こんにちは、ルーナ」ジニーが挨拶した。「ここに座ってもいい?」 窓際の女の子が目を上げた。濁り色のブロンドの髪が腰まで伸び、バラバラと広がっている。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
学校では私物を隠されたり、皆から 「ルーニー (頭がおかしい)・ラブグッド」 とからかわれたりしていました
しかし、ルーナ自身は盗んだ人を責めずに、学期末には返してほしいと掲示板に貼り紙をするなど、穏やかで大らかな対応を見せています
「あのさ、あたし、持ち物をほとんどなくしちゃったんだ」ルーナがのんびりと言った。「みんなが持っていって隠しちゃうんだもン。でも、今夜で最後だから、あたし、返してほしいんだ。だから掲示をあちこちに出したんだ」 ルーナが指差した掲示板には、たしかに、なくなった本やら洋服やらのリストと、返してくださいというお願いが貼ってあった。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
ルーナがいじめられていた原因は?
ルーナがいじめられていた主な原因は、周囲と違う言動や装いにあります
- 魔法界で存在しない生き物を信じる
- 個性的な服装やアクセサリー
(杖を耳に挟む、コルクで作ったネックレスなど) - 父親ゼノフィリウスの影響で変わった価値観を持つ
変人のオーラを漂わせ、魔法界で実在しない事物を信じていることや、杖を耳に挟み、 バタービールのコルクを繋ぎ合わせたネックレス を首から掛け、『ザ・クィブラー』 を逆さにして読んでいたりと、普通とは違う装いを好んでいました
また父親ゼノフィリウス・ラブグッドの影響も大きく、父親は魔法界の異色の雑誌「ザ・クィブラー」 の編集長で、 未確認動物や正体不明の怪しげな組織の存在を信じており、このような変わった物の見方を娘にも教え込んでいることもからかわれる原因の1つとなっています
「どうしてみんな、君の物を隠すの?」ハリーは顔をしかめて聞いた。 「ああ……うーん……」ルーナは肩をすくめた。「みんな、あたしがちょっと変だって思ってるみたい。実際、あたしのこと『ルーニー』ラブグッドって呼ぶ人もいるもンね」 ハリーはルーナを見つめた。そして、また新たに、哀れに思う気持が痛いほど強くなった。 「そんなことは、君の物を取る理由にはならないよ」ハリーはきっぱりと言った。「探すのを手伝おうか?」 「あら、いいよ」ルーナはハリーに向かってにこっとした。「戻ってくるもン、いつも最後には。ただ、今夜荷造りしたかっただけ。」
ハリーポッターと不死鳥の騎士団



グリフィンドールのクィディッチの試合に実物大のライオンの頭の形をした帽子を被って現れたり、しわしわ角スノーカックやヘリオパスなどの普通と違う生き物の存在を信じているため、 初めのうちはハリーからも変わり者だと思われていました
しかし、実際は鋭い観察眼を持っており、
- ハーマイオニーを「頭が固いから何でも目の前に突きつけられないとダメ」
- ロンを「おもしろいけど、思いやりのないところがある」
とずばり言い当てています
また、皆がハリーのことを「頭のおかしい嘘つき」と思っていた時期に、 彼の支持を表明しダンブルドア軍団(DA)のメンバーになりました
神秘部の戦いでは、唯一グリフィンドール以外の生徒として勇敢に戦い、ルーナの発言に否定的であったハーマイオニーも、5巻の最後には態度を改め、「生存の証拠のない生き物」 について寛大になっていきました



ルーナは9歳のときに母親を亡くしており、ハリーの孤独や辛い心のうちを理解してくれる数少ない人物となっています
「死喰い人に殺された人、あんたの名付け親だったんだってね? ジニーが教えてくれた」 ハリーは短く頷いた。なぜか、ルーナがシリウスのことを話しても気にならなかった。ルーナにもセストラルが見えるということを、そのときハリーは思い出した。 「君は……」ハリーは言いよどんだ。「あの、誰か……君の知っている人が誰か死んだの?」 「うん」ルーナは淡々と言った。「あたしの母さん。とってもすごい魔女だったんだよ。だけど、実験が好きで、あるとき、自分の呪文でかなりひどく失敗したんだ。あたし、九歳だった」
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
シリウスが亡くなり悲しみのどん底にいたハリーに、 「死者は神秘部のベールの裏側に隠れている」 と言って慰めてくれたのです



名前の通り、外見は変わっている (“luna”tic) が、 どんな人にも愛情 (love) を注ぐ、善良 (good) な女の子なのです
ルーナのその後は?
- ニュート・スキャマンダーの孫と結婚
- 新種の魔法生物を多数発見
公式設定ではニュート・スキャマンダーの孫と結婚
公式設定では、ルーナは魔法動物学者のロルフ・スキャマンダーと結婚し、ニュート・スキャマンダーの孫となります
ルーナも夫のロルフも魔法動物学者であることから、夫婦で「おかしな魔法動物を探して世界を駆け回っている」そうです
公式ガイドで語られる大人のルーナの活躍
ルーナは成長後も個性的なままですが、多くの功績を残しています
- 新種の魔法生物を多数発見・分類
- 魔法界で尊敬される魔法動物学者として活躍
J.K.ローリングも、ルーナが「新種の魔法動物をたくさん発見し、分類したのよ(それでも、しわしわ角スノーカックは見つけられず、父親が作りだした架空の動物なのかもしれない、という考えを受け入れるしかなかったの)」と語っており、変わり者だった少女が知識と勇気ある大人になったことがわかります
まとめ:ルーナはいじめを受けていたが大らかな性格で受け止めていた
- ルーナはいじめを受けていたが、穏やかで大らかな性格で対処していた
- 原因は外見や言動の個性によるもの
- 原作では主犯は明記されていない
- 大人になったルーナはロルフ・スキャマンダーと結婚し、魔法動物学者として活躍
変わり者だからといって周囲に負けず、自分の道を進んだルーナの人生は、読者にとっても学びと感動を与えるエピソードです









