- バックビークってどんな生き物?
- なぜ処刑されそうになったの?
- その後どうなったの?

バックビークはハグリッドが飼っていた魔法動物ヒッポグリフの名前で、『アズカバンの囚人』ではハリーとハーマイオニーが処刑から救い出します
この記事では、バックビークの特徴や登場シーン、その後までを分かりやすくまとめました
バックビークはハグリッドのペット「魔法生物ヒッポグリフ」
バックビークは、ハグリッドが世話をしていた魔法生物「ヒッポグリフ」の名前です


- 灰色の体に鋭い爪とくちばしを持つ
- 誇り高く、礼儀を重んじる性格
- 少しでも侮辱されたと感じると怒ってしまう
半鳥半馬の奇妙キテレツな生き物で、胴体・後ろ足・尻尾は馬で、前足と翼・頭部が巨大なワシの姿をしています
残忍そうなくちばしと大きくギラギラしたオレンジ色の目、鋭いカギ爪を持っており、誇り高くすぐ怒るので絶対に侮辱してはいけません
まんず、イッチ番先にヒッポグリフについて知らなければなんねえことは、こいつらは誇り高い。すぐ怒るぞ、ヒッポグリフは。絶対、侮辱してはなんねぇ。そんなことをしてみろ、それがおまえさんたちの最後のしわざになるかもしんねぇぞ
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』
ヒッポグリフには簡単に触ることはできず適切なステップを踏まないといけません





魔法省の規定では、ヒッポグリフを飼っている魔法使いは毎日動物に目くらまし呪文をかける義務がありますが、ハグリットがきちんと守っているかはわかりません
ハリーたちは3年生の時、「魔法生物飼育学」の授業で初めてバックビークと出会いました
このときハリーは正しい礼儀を守り、バックビークと心を通わせることに成功しますが、マルフォイは挑発した態度をとってしまったためかぎ爪で怪我を負いました
ヒッポグリフの元ネタは空想の生き物
ヒッポグリフは、16世紀イタリアの詩人ルドヴィゴ・アリオストが生み出した空想の生物です
ありえないことを例えて謳ったウェルギリウスの「馬(hippo)がグリフィン(gryohios)とつがう」という詩をもじり、雄のグリフィンと牝馬を掛け合わせた珍獣ヒッポグリフを想像し、英雄だけしか乗りこなせない動物として、自作の詩「狂えるオルランド」に登場させました
ハリーポッターでも、ヒッポグリフは「英雄にふさわしい魔法生物」として描かれています



ハリーが恐れずに向き合い、礼儀をもって接したからこそ信頼関係を築けた点とも通じます
バックビークが処刑されそうになった理由
バックビークは『アズカバンの囚人』で処刑を命じられてしまいます
ハグリッドの授業中、マルフォイが挑発的な言葉を投げかけたことで、バックビークが反応し、彼を爪で引っかいてしまいました
この出来事をきっかけに、マルフォイの父・ルシウスが魔法省に訴え、バックビークは「危険な生物」として危険生物処理委員会で死刑宣告を命じられてしまいます



本来ならば、マルフォイ側にも非がありますが、純血主義の権力が強く、ハグリッドやバックビークは理不尽な立場に追い込まれてしまいました
バックビークを救うため、ハリーとハーマイオニーは逆転時計(タイムターナー)を使って時間を巻き戻し、処刑直前のバックビークを救出します
彼はその後、ホグワーツに幽閉されていたシリウス・ブラックを背に乗せ、夜空へと飛び去りました
バックビークのその後:名前を「ウィズウィングス」に変えて生活
逃亡後、バックビークはシリウスのペットとして静かに暮らしていました
シリウスの死後は、遺言によりハリーのペットとなりましたが、ハリーの意思によりハグリッドが自分の小屋で世話をし、穏やかに暮らしています
その際、ダンブルドアの配慮でバックビークは「ウィザウィングズ」と名前を変えました
これは、過去に死刑宣告を受けたバックビークだと魔法省に気づかれないようにするためでした
その後、6巻『謎のプリンス』のホグワーツの戦いではハリーがスネイプに襲われた時に現れ、甲高い鳴き声をあげながらスネイプを追いかけハリーを助けました
まとめ|バックビークは“誇り高い生物ヒッポグリフ”
バックビークは、ハグリッドが飼っていた魔法生物ヒッポグリフの名前です
アズカバンの囚人ではハリーとハーマイオニーによって救われ、その後シリウスブラックを助けることに貢献しました
誇り高く、礼儀を重んじるその生き方は、ハグリッドやハリーたちの「偏見に負けない強さ」を象徴しています











