- デルフィーニって誰?
- ヴォルデモートとベラトリックスの娘って本当?
- 『呪いの子』での出演シーンや結末を知りたい

デルフィーニは舞台「呪いの子」に出てくるキャラクターでヴォルデモートとベラトリックスとの間に生まれた娘です
この記事では、デルフィーニの正体や出生の時期、『呪いの子』での登場シーンや最終的な結末までを、わかりやすく解説します
デルフィーニはヴォルデモートとベラトリックスの娘


デルフィーニ(通称デルフィー)は、『ハリー・ポッターと呪いの子』で登場するキャラクターです



『呪いの子』は舞台作品であり、書籍は舞台脚本愛蔵版のみの販売です
彼女はヴォルデモート卿とベラトリックス・レストレンジの間に生まれた唯一の実の娘です
2人の間に子どもがいたというのは原作シリーズでは描かれず、『呪いの子』で初めて明かされたため、ファンの間では「そんな設定あったの!?」と話題になりました
- 半純血の魔女
- 誰もが認める美女で青みがかったシルバーブロンド(銀髪)
- 首から背中にかけてオーグリーのタトゥーを彫っている
- 逆転時計による時間移動によって実父、ヴォルデモート卿の復活を目論む
- アルバス・セブルス・ポッターの初恋の相手
彼女はヴォルデモートの血を継ぐ“最後のスリザリンの継承者”でもあります。
実の両親はホグワーツの戦いで亡くなってしまいましたが、母ベラトリックスの夫であるロドルファス・レストレンジは生き残っており、アズカバンに収監されていました
幼少期を孤児として過ごしていましたが、アズカバンから戻ってきたロドルファスから彼女の本当の血筋と成就すべき運命にあるという予言を聞きます
その後ロドルファスから闇の魔術を教わり、非常に強力な魔法使いになります


- 相手を意のままに操ることに長けている残忍で知的な魔法使い
- パーセルタング
- 道具を使わずに飛ぶことができる
- 杖なし呪文
デルフィーニはホグワーツ魔法魔術学校には通っておらず、同世代の子どもたちと交流することはなく空想の親友を創り出していました
父親ヴォルデモートと同じように相手を意のままに操ることに長けており、残忍で知的な魔法使いでした



許されざる呪文を躊躇なく使用し、目的の為ならば人殺しを簡単にやってのけました
父親ヴォルデモートからの遺伝で蛇語を話し、道具を使わずに飛ぶことができる能力や杖なし呪文にも極めて長けていました



ハリー・ポッターと対決した際は杖を使わずに手の魔法でドアの鍵を閉めていました
デルフィーニの出生時期とハリーポッター作品の時系列
デルフィーニが生まれたのは、1990年代半ば〜後半でちょうど『ハリー・ポッターと死の秘宝』の少し前、マルフォイ邸にヴォルデモートたちが集まっていた頃に生まれました


原作では謎のプリンスでダンブルドアが亡くなる場面にベラトリックスが登場していなかったことから1997年6月からホグワーツの戦い直前の間に生まれたと考えられています



ホグワーツの戦いが行われたのが1998年5月なのでデルフィーニは戦いの直前に生まれ、両親が死んだことで生まれてすぐ孤児になったことになります
その後、デルフィーニはロドルファスがアズカバンから出てくるまでの間、孤児を経て「ユーフェミア・ロウル」という魔女に引き取られましたが、愛情を注がれることはなく、お金目当てで育てられたと言われています
デルフィーニが生まれた理由
詳細については語られていませんがヴォルデモートが自分の血筋(ヴォルデモートの血を継ぐ“最後のスリザリンの継承者”)を残したいためデルフィーニが生まれたとされています
純血主義者のベラトリックスもその考えに賛同しており、ヴォルデモートとの子供を産んだのです
呪いの子でベラトリックスの夫ロドルファスがデルフィーニに、彼女の本当の血筋と、成就すべき運命にあるという予言を教えたところから、ベラトリックスの夫ロドルファスもベラトリックスと同じ考えだったと推測されます



デルフィーニに本来の目的を達成されるために闇の魔術などの魔法を教えたのです
ロドルファスもベラトリックス同様、ヴォルデモートに仕える忠実な死喰い人だったのです
『呪いの子』でのデルフィーニの登場シーンと目的
『ハリー・ポッターと呪いの子』でのデルフィーニは、最初は優しく気さくな女性として登場します
彼女はエイモス・ディゴリーに錯乱の呪文をかけて「エイモス・ディゴリーの姪」として、老人ホームで彼の世話をしていました
しかしその正体は偽りで、ヴォルデモートを復活させるために時間を操る「逆転時計」を狙っていたのです
デルフィーニはヴォルデモートに殺されたセドリックを助けようと企むアルバス・セブルス・ポッター(ハリーの息子)とスコーピウス・マルフォイ(ドラコの息子)に近づきます
アルバス・セブルス・ポッターとスコーピウス・マルフォイとともに逆転時計を使って過去の出来事を変えに行きますが、やがて2人はデルフィーニの正体に気づきます
デルフィーニの目的は「過去へ戻って、父ヴォルデモートの敗北を防ぐこと」でした
デルフィーニの最後はどうなった?物語の結末
逆転時計を使って戻った1981年10月31日、ヴォルデモートがハリーの両親を殺害した日が最終決戦の舞台となります
デルフィーニはこの日へ戻り、父の死を阻止しようとしますが、ハリーたちは息子たちを救うため時間移動で追いかけ、教会でデルフィーと対峙します
ハリーはヴォルデモートに変装してデルフィーニをおびき出し、最終的に仲間と共に彼女を捕らえました
デルフィーニは「父に会いたかっただけ」と涙ながらに語り、アズカバンに収監されたとされています



デルフィーニがアズカバンに収監された理由は作品の途中でホグワーツの生徒であるクレイグ・バウカー・ジュニアを魔法呪文で躊躇なく殺したためです
「呪いの子」というタイトルは誰を指すのか
タイトルの「呪いの子(Cursed Child)」が誰を指すのかには諸説あります
- ハリー・ポッター:幼少期から呪いのような運命を背負ってきた存在
- アルバス・セブルス・ポッター:父との関係に苦しみ、期待に縛られた“呪われた子”
- デルフィーニ:ヴォルデモートの血を引く、まさに“呪いそのものの子”
物語全体を通して見ると、タイトルの「呪いの子」はデルフィーニを中心に、過去の呪いを引き継いだすべての子どもたちを象徴しているといえます
まとめ:デルフィーニは“呪いの象徴”として描かれた悲劇のキャラクター
デルフィーニは、両親の愛を知らずに育ち、孤独の中で“血”と“運命”に支配された少女でした
彼女は悪ではなく、愛を求めた結果、呪いに飲み込まれた存在といえるでしょう
彼女の物語は、ハリー・ポッターシリーズにおける「愛と選択」のテーマを、次の世代に引き継ぐ形で描かれています