- ニュートの登場していたシーン
- ハリポタ時代のニュートは何歳でどうなっている?
- ニュートとハリーの共通点や違い

ニュート本人はハリポタには登場していませんが、名前や著書が登場したシーンがあります
この記事では、ファンタビの主人公「ニュート・スキャマンダー」がハリポタ本編に登場したシーンや、ハリポタ時代のニュートの年齢、ハリーとニュートの共通点・違いをわかりやすく紹介します
ニュートはハリポタにも登場していた!
ニュート・スキャマンダーは『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公として知られていますが、実はハリーポッター本編の世界にも痕跡として登場しています



ニュート自身は登場していませんがニュートの名前がハリポタシリーズには出ています


- 『賢者の石』:教科書リスト
- 『アズカバンの囚人』:忍びの地図
- ホグワーツ校長室や館内に肖像画
『賢者の石』でハリーがホグワーツ入学に必要な教科書リストの中にニュートの著書『幻の動物とその生息地』が載っています



この本は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(1作目)』でニュートが執筆中の著書です
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は1926年の時代設定で、翌年1927年にこの本は出版されました



教科書リストに載るほど有名な本になっています
また、『アズカバンの囚人』では忍びの地図を広げた際、一瞬ニュート・スキャマンダーの名前が表示されます



ハリーがジョージ・ウィーズリーとフレッド・ウィーズリーから「忍びの地図」を渡される場面です
双子がハリーに地図の使い方を説明し、地図を閉じる際、ちらっと「ニュート・スキャマンダー」の名前が地図上に現れます
このことから『アズカバンの囚人』ではニュートがまだ生きていてホグワーツに訪れていることがわかります
さらに、ハリーポッターの時代では既に著名な魔法生物学者であったニュートは、その肖像画が校長室に飾ってあります
この肖像画は晩年のもので、黒いとんがり帽子を被った姿は『ファンタビ』シリーズでのニュートの容姿とはかなり違っているので、気づかない人も多いかもしれません
ハリーポッター時代のニュートは何をしている?
- 本名:ニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー
- 生年月日:1897年2月24日
- ファンタビ第1作の舞台は1926年(29歳)
- 1927年に著書『幻の動物とその生息地』を出版
- ハリポタ『賢者の石』の舞台は1991年(94歳)
ニュートは1897年生まれで、1991年の『ハリーポッターと賢者の石』では既に94歳となっています
ニュートは教科書リストにもなった『幻の動物とその生息地』を出版し、その後大きな功績を遺した魔法使いと魔女に贈られる『マーリン勲章』を授与されました
ハリーポッターシリーズの時点では既に魔法動物学者としての地位を確立しており、著名な学者としてその名が伝わっていました



その証拠としてホグワーツの校長室にはニュートの肖像画が飾られているのです
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、忍びの地図にニュートが登場していたことから、当時まだ存命で、ホグワーツを訪れていたことがわかります
これは、2001年に『幻の動物とその生息地』のマグル版を出版するにあたって、ダンブルドアに前書きの執筆を依頼しに来たためといわれています
『アズカバンの囚人』の舞台は1993年なので、劇中の設定では当時ニュートは96歳ということになりますが、1作目の時点でダンブルドアが100歳を超えていたことを考えると、魔法族はマグルよりも長寿である可能性もあり、それほど不自然ではないのかもしれません
ちなみに2017年に出版された新装版では、ニュート本人による前書きと新たに6種の魔法生物が加えられており、このときニュートは120歳ということになります
その他にもハリポタとファンタビのつながりは多く、こちらの記事で詳しく解説しています
ハリーとニュートの共通点と違い|2人の主人公の生き方を比較
ふたりとも生まれながらの「選ばれし者」で、その素質を持っていますが、違うところも多数あります
共通点
ハリーとニュートは、どちらも弱者を守り、ダンブルドアに信頼されるという共通点を持っています


ハリーとニュートは、どんなことがあっても弱い者を守っています
- ニュートにとっての弱者:トランクの中の魔法動物やジェイコブ
- ハリーにとっての弱者:ハグリッド
ハグリッドが、自分が世話をする生き物たちに夢中になって問題を起こしたときには、いつもハリーが力になっています



ハグリッドが弱者というのは意外ですが、ワーナーブラザーズ公式サイトではハグリッドは弱者でハリーが守っているんだと解説していました
またニュートもハリーも、ダンブルドアに助けられ、信頼されているという共通点があります
ホグワーツで数々のトラブルを起こしても、ダンブルドアだけはふたりを信頼していました



ニュートが退学になった理由は(まだ)分かっていませんが、ニュートの退学を唯一止めていたのも当時ホグワーツの先生をしていたダンブルドアでした
運命


ハリーは生まれながらにして「選ばれし者」として運命に導かれ、直接的に敵と向き合うことを余儀なくされます
ハリーは、ヴォルデモートと肩を並べる魔法使いになることが予言されており生まれながらに「選ばれし者」としての運命はでした
もちろん、そんな運命の中でも困難を乗り越え、勇ましく自分の宿命と戦いましたが、ハリーは自ら選んだわけではなく、運命がハリーを選びました
一方、ニュートは、魔法動物を保護し守っていくことを自ら選んでいます
誰かに頼まれたわけではなく、魔法動物への愛情と心優しい性格から、自分の意思で決めています
何度命を危険にさらしても、自分より動物たちを守っています
性格・寮


性格面でもハリーとニュートは大きく異なります
ハリーは勇気と行動力を重んじるグリフィンドール生で、仲間との自然な信頼関係を築くリーダータイプです
一方ニュートは、控えめながらも忠誠心と優しさにあふれたハッフルパフ生で、頭が良く、ゆるぎない優しさですべての生き物に対して向き合っています
ハッフルパフ生らしく、ニュートはヒーロー的な行動をあまりとろうとしません
気高く、大胆なグリフィンドール生と違い、ニュートの行動は控えめですが、自分の専門分野で右に出る者はいません
そして、正しいことをするだけでなく、巻き添え被害が最小限になるように努めることを心に決めています
誰かを助けたときでさえも、うぬぼれたり、気取ったりした様子はありませんでした
戦い方


ハリーは直接的に敵と向き合い戦う場面が多く、魔法を使い、ヴォルデモートでさえも真っ向勝負します



仲間たちとともに戦い、リーダーシップをとって仲間がハリーと共に戦おうとしています
一方ニュートは魔法の力を振りかざすのではなく、思いやりを示すことで解決しようとします
世話をしている魔法動物からオブスキュラスのクリーデンスまで、すべての生き物に対して親しみを持って向き合い、彼らが幸せに暮らせるように気遣う姿は、どんなときも変わりません
クリーデンスを心から守りたいという一心で、優しく説得しようとしたり、スウーピング・イーヴルの毒を降らせ、ニューヨークに住むノー・マジから、オブスキュラスとグレイブスが街をめちゃくちゃにした記憶を消しました
まとめ:ニュートとハリーは異なる性格の“2人の英雄”
ニュートはハリーポッター作品にも登場し、教科書の著者・著名な魔法動物学者としてその名は残っています
ハリーとニュートは共通する部分(弱者を守る心、ダンブルドアとの関係)を持ちながら、成長背景や行動原理が大きく違うため、同じ「英雄」でもまったく異なる魅力があります



映画をもう一度見るときは、教科書リスト・忍びの地図・校長室の肖像をぜひチェックしてみてください
ニュートは“派手な戦い”よりも“静かな優しさ”で世界を守るタイプで、ハリーとまた違った主人公の英雄として作品を楽しんでみてはいかがでしょうか