- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のあらすじ
- 新しく出てくる主要キャラクター
- タイムターナーについて

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』ではシリウス・ブラックが脱獄し、ハリーの両親を殺した本当の裏切り者がわかります
この記事では、『アズカバンの囚人』のあらすじを時系列でシンプルに整理しながら、各キャラクターの人物像からタイムターナーが物語に与えた影響をわかりやすく解説します
結論|『アズカバンの囚人』は「誤解」がすべてを狂わせていた物語
『アズカバンの囚人』は、「裏切り者だと思われていた人が無実で、本当の裏切り者が別にいた」という“誤解”を軸に展開する物語です
さらに物語終盤では、タイムターナー(逆転時計)によって、1回目と2回目の出来事が重なり合い、すべての謎が回収される構成になっています
つまりこの作品は、
- 誰が敵で、誰が味方なのか
- なぜ出来事が食い違って見えたのか
- なぜ過去を変えても矛盾が生まれないのか
を理解すると、一気に面白さが跳ね上がる一作です
アズカバンの囚人で登場する主要キャラクター



まずはアズカバンの囚人で登場する新しい主要キャラクターを説明します


シリウス・ブラック|脱獄犯とされた真相
シリウス・ブラックは、ハリーの名付け親であり、父ジェームズの親友です
しかし世間では、
- ポッター夫妻を裏切った張本人
- 12人のマグルを殺した大量殺人犯
として扱われ、裁判も受けずアズカバンに投獄されていました
真相はまったく逆で、
- 裏切り者ではない
- 本当の犯人を追い詰めた結果、罪をなすりつけられた
という立場だったのです
リーマス・ルーピン|闇の魔術に対する防衛術の先生
リーマス・ルーピンは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で新たに闇の魔術に対する防衛術の先生に就任した人物です
- 優しく穏やか
- 教え方が上手
- ハリーを本気で守ろうとする
という理想的な教師ですが、「狼人間」という秘密を抱えていました
この正体が伏せられていたため、
- 何か隠している
- 怪しい行動が多い
と読者にも疑念を持たれやすい存在になります
しかし実際は、最後まで一貫してハリーの味方だった人物です
ピーター・ペティグリュー|最も重要な裏切り者
本作最大のキーパーソンが、ピーター・ペティグリューです
彼は、
- ジェームズ、シリウス、ルーピンの友人
- 不死鳥の騎士団の一員
でありながら、恐怖と自己保身からヴォルデモート側に寝返った裏切り者でした
さらに恐ろしいのは、
- シリウスに罪をなすりつけ
- 自分の死を偽装し
- ネズミ(スキャバーズ)として12年間逃亡
していた点です
この「小さく弱く、ずる賢い生き方」そのものが、ワームテールという名前に象徴されています
時系列でわかる『アズカバンの囚人』あらすじ
シリウス脱獄のニュースから始まる恐怖
物語は、「シリウス・ブラックがアズカバンを脱獄した」というニュースから始まります
魔法界では、
- ハリーを狙っている
- 最凶の犯罪者
とされ、学校には吸魂鬼まで配置されます
黒い犬の正体とハリーを追う影
作中で何度も登場する、
- 黒い犬
- ハリーを見つめる影
の正体は、犬の姿に変身したシリウス本人でした
しかしこの時点では、
- 読者
- ハリー
どちらも「敵」だと誤解したまま物語は進みます
禁じられた真実が明かされる夜
そんな中、黒い犬がロンを叫びの屋敷へ連れ込みます
そこで、
- シリウス
- ルーピン
から真実が語られます
- 本当の裏切り者はピーター
- ロンのペット「スキャバーズ」=ピーター・ペティグリューだった
という衝撃の事実が明かされます
逃げた「本当の犯人」と残された誤解
しかし、
- ルーピンの変身
- 吸魂鬼の襲撃
という混乱の中で、ピーターは再び逃亡してしまいます
結果、
- シリウスの無実は証明されない
- 誤解は解けないまま
物語は終盤へ進みますが、ハーマイオニーが持っていたタイムターナーによってシリウスを逃がすことに成功します
タイムターナーとは何か?物語をどう変えたのか
ここでは物語最後のキーとなる「タイムターナー(逆転時計)」について解説します


そもそもタイムターナーとはどんな魔法道具?
タイムターナーは小型の魔法砂時計で、時間逆転呪文が1つ入っています
- 1回ひっくり返すと1時間逆戻り
- 魔法省が厳重に管理
されている危険な道具です
ハーマイオニーは3年のときにすべての授業を受けるため、魔法省からの許可を受けマクゴナガルからこれを譲り受けていました
1回目の出来事で起きていた「矛盾」
1回目の視点では、
- 誰かがハグリッドの家に石を投げた
- 強力な守護霊が現れた
など、「なぜ?」と思う出来事がいくつも起きています
時間逆行で明らかになる本当の因果関係
時間を戻すことで、
- 石を投げたのは未来のハーマイオニー
- バックビークを救ったのも自分たち
- 守護霊を出したのは未来のハリー
だと分かります
なぜ未来のハリーは過去の自分を救えたのか
ハリーは、「父が守護霊を出して助けてくれた」と思っていました
しかし真実は、
- 助けたのは自分自身
- 自分を信じたからこそ成功した
という点にあります
この瞬間、ハリーは「守られる子ども」から一歩成長した存在になります
まとめ|『アズカバンの囚人』を理解すると物語が一気に面白くなる
『アズカバンの囚人』は、
- 誤解
- 裏切り
- 時間
が複雑に絡み合った物語です
しかし、
- 誰が何を誤解され
- タイムターナーで何が起き
- なぜ矛盾が生まれなかったのか
を整理すると、シリーズ屈指の完成度を誇る一作だと分かります
「なんとなく好き」だった人ほど、理解するともう一度見返したくなる作品です






