- ホグワーツで教えられている「占い学」とは
- 占い学が魔法界でどう見られているのか
- ハーマイオニーが占い学を否定した理由
- 占いと予言の違い

占い学は未来や物事の吉凶を判断する授業でホグワーツではトレローニー先生が担当しています
この記事では、ハリー・ポッターの世界における占い学や予言の位置づけを、わかりやすく解説しています
ホグワーツの授業「占い学」とはどんな学問か
占い学はホグワーツで教えられている授業の1つで「未来や出来事の兆しを読み取る魔法の授業」です
3年生から選択科目として履修でき、他の魔法と比べてもかなり独特な立ち位置にあります
学ぶ内容は実践的というよりも、
- 「兆候をどう解釈するか」
- 「未来をどう読み取るか」
といった解釈中心の学問です
そのため、得意・不得意がはっきり分かれやすく、生徒や教師のあいだでも評価が割れています
占い学の先生は「シビラ・トレローニー」
占い学を担当しているのが、独特な雰囲気を持つシビラ・トレローニー教授です
- 大きな眼鏡と派手な装身具
- いつも不吉な予言を口にする
- 教室は屋根裏部屋のように薄暗い空間
と、かなりクセの強い人物として描かれています
授業では、
- 茶葉占い
- 手相占い
- 水晶玉
- 星座占い
- 夢の解釈
など、現実世界の占いに近い手法も多く登場します
ただし、作中では当て推量のような予言も多く、生徒たちからの信頼は決して高くありません
「文句言うなよ。 これで手相術が終わったってことなんだから」ハリーもひもひそひそ言った。「僕の手相を見るたびに、先生がぎくっと身を引くのはもううんざりしてたんだ」
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でアンブリッジに追い出された際はその後任としてケンタウロスのフェレンツェが占い学の教授に就任しました



トレローニーが復帰してからは二人で担当を分けて教えています
占い学は魔法界で信頼されている学問なのか
結論から言うと、占い学は魔法界であまり信頼されていない学問です
トレローニーによると、 「占い学」は
- 魔法界で最も難解な学問
- 書物はあるところまでしか教えず
- 眼力の備わった者しか会得できない
と語っていますが、他の先生たちは
- マクゴナガル先生
→「魔法の中で最も不正確な分野」 - ダンブルドア
→ 占い学に懐疑的、この科目を続けることは自分の意に反している - ケンタウルス
→ 人間の占いは自己満足だと考えている
と、否定的な意見が多いのが現状です
「本物の予言者はめったに存在しない」という認識が、魔法界では一般的です
ハーマイオニーが占い学を否定した理由
ハーマイオニーは3年生の途中で、占い学の授業を完全にやめてしまいます
その理由は、彼女の価値観と占い学の性質が決定的に合わなかったからです
論理と再現性を重視するハーマイオニーの価値観
ハーマイオニーは、
- 論理的に説明できること
- 誰がやっても同じ結果になること
をとても重視します
しかし占い学は、
- 解釈が人によって変わる
- 結果が曖昧
- 後づけで意味を当てはめられる
といった要素が多く、ハーマイオニーにとっては「学問」と呼べるものではありませんでした
占い学が「学問」として成立しにくい理由
作中で描かれる占い学には、次のような特徴があります
- 正解・不正解がはっきりしない
- 再現性がない
- 才能があるかどうかが重要視される
この点が、呪文学や変身術のような技術として積み上げられる魔法とは大きく異なります
そのため、合理主義者であるハーマイオニーは早々に見切りをつけたのです
「『占い学』で優秀だってことが、お茶の葉の塊に死の予兆を読むふりをすることなんだったら、私、この学科といつまでおつき合いできるか自信がないわ!あの授業は『数占い』のクラスに比べたら、まったくのクズよ!」
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
それでも占いは当たっていた?作中に登場する本物の予言
ここで重要なのが、占い学は不正確でも「本物の予言」は存在するという点です
トレローニー先生が残した重要な予言
トレローニー先生は、実は魔法界にとって極めて重要な本物の予言を2度行っています



特に有名なのが、ヴォルデモートとハリーに関する予言です
1980年にホグワーツの「占い学」 の教授職を志願したトレローニーはホッグスヘッドでダンブルドアと面接しましたが、才能の片鱗が見られず断られます
しかし、帰る間際にヴォルデモートに関する本当の予言をし、闇の陣営に狙われる恐れが出てきたため、ダンブルドアは「占い学」の教授として雇うことにしたのです
実際、この予言がきっかけで、
- ヴォルデモートがハリーを狙う
- ハリーの両親が殺される
と言った物語の始まりとなる出来事が起きました
重要なのは、「本物の予言」の際、本人には記憶がないという点です
トレローニーも本物の予言をするときは、
- 目はギョロギョロ
- 口をだらりと開き、体は硬直
- かすれた荒々しい声で告げる
予言が終わると催眠術から覚めた人のように頭をガクッと傾け、自分が予言をしたことを覚えていなかったのです
2つ目の本物の予言は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で「ヴォルデモートの復活」に関するものでした



その際も同じような状況になり、ハリーを驚かせていました
ハリーはくるりと振り返った。トレローニー先生が、虚ろな目をして、口をだらりと開け、肘掛椅子に座ったまま硬直していた。 「な、何ですか?」ハリーが聞いた。 しかし、トレローニー先生はまったく聞こえていないようだ。目がギョロギョロ動きはじめた。ハリーは戦慄してその場に立ちすくんだ。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人


「占い」と「予言」の違いとは?


占いは日常的に行われ、見る人によって解釈が分かれることもありますが、本物の予言の場合は無意識のうちに語られ、語られた予言は魔法省神秘部の予言の間に保管されます
しかし「占い」「予言」どちらも必ず当たるという訳ではありません
まとめ:ハリー・ポッターの世界で占いが持つ意味とは
ハリー・ポッターの世界において、占いは「未来を正確に当てるための学問」ではありません
- 占い学は不完全で、疑問視されている
- しかし、まれに本物の予言が存在する
- 予言は運命そのものではなく、選択によって意味を持つ
つまり占いは、物語のテーマである「運命と選択」を描くためのアイテムとして重要な役割を果たしています
「未来は決まっているのか?」
「それとも自分で選び取るものなのか?」
占い学と予言は、その問いを作品を通して投げかける存在なのです









