- 「ドビーは悪い子です」というセリフの理由
- 実際に言っているシーン

ドビーは当時仕えていたマルフォイ家の命令に逆らいハリーを助けようとしたため「ドビーは悪い子」という言葉を言いながら自ら罰を与えていました
この記事では、ドビーがなぜ自分のことを「悪い子」と言うのかを、わかりやすく解説します
結論:ドビーが「悪い子」と言うのは自分を責めるための言葉
ドビーが言う「悪い子」とは、自分がしてはいけないことをした、と強く思い込んだときに使う言葉です
屋敷しもべ妖精であるドビーは、主人に逆らうことを「罪」だと教え込まれて生きてきました



そのため、少しでもルールを破ったと感じると、自分を罰しなければならないと考えます
「ドビーは悪い子」というセリフは、その自己処罰の気持ちが言葉になったものです
なぜドビーは自分のことを「悪い子」と言うのか?


主人の命令に逆らったと感じているから
ドビーはもともと、マルフォイ家に仕える屋敷しもべ妖精でした
屋敷しもべ妖精は、一つの屋敷、一つの家族に一生仕える存在で、主人の秘密を話したり、命令に背いたりすることは、絶対に許されない行為でした
そんな中マルフォイ家に黙ってハリーに危険を知らせようとしたドビーは、
- 「言ってはいけないことを言った」
- 「主人に逆らった」
と自分で判断し、「自分は悪いことをした=悪い子」だと考えてしまうのです
屋敷しもべ妖精には「罰を受けるのが当たり前」という考え方があるから
屋敷しもべ妖精は、自由を恥ずかしいことだと教えられてきました
楽しむことも、逆らうことも、許されない存在だと思い込んでいます
そのため、ルールを破ったと感じたときは、誰かに罰せられる前に、自分で自分を罰しようとします
ドビーが壁に頭を打ちつけたり、「悪い子!悪い子!」と繰り返したりするのは、そのためです


作中ではどんな場面で「悪い子」と言っている?
- ハリーに危険を知らせる場面
- 秘密の部屋について口を滑らせた場面
ドビーは、ハリーに危険が迫っていることを必死に伝えようとしますが、その会話の中で主人の悪口を言いかけたため自分に罰を与えます
突然立ち上がると、なんの前触れもなしに窓ガラスに激しく頭を打ちつけはじめた。 「ドビーは悪い子! ドビーは悪い子!」 「やめて!――いったいどうしたの?」 ハリーは声を噛み殺し、飛び上がってドビーを引き戻し、ベッドに座らせた。ヘドウィグが目を覚まし、ひときわ大きく鳴いたかと思うと、鳥籠の格子にバタバタと激しく羽を打ちつけた。 「ドビーめは自分でお仕置きをしなければならないのです」妖精は目をくらくらさせながら言った。「自分の家族の悪口を言いかけたのでございます……」 「君の家族って?」 「ドビーめがお仕えしているご主人様、魔法使いの家族でございます……ドビーは屋敷しもべです。――一つの屋敷、一つの家族に一生お仕えする運命なのです……」
ハリー・ポッターと秘密の部屋
その結果、「ドビーは悪い子!」と言いながら、自分を叩いたり、頭をぶつけたりします
これはハリーを困らせたいからではなく、ハリーを守りたい気持ちと、屋敷しもべ妖精としての宿命が、同時に押し寄せている状態なのです
それでもホグワーツに行こうとするハリーを止めるためにあらゆることを企てます
- 未成年であるハリーが魔法を使ったように見せかける
(ダーズリー家でケーキを浮遊) - 9と4分の3番線への入口をふさぐ
- ブラッジャーにハリーを追い回させる
ドビーは自分の決めたことを絶対に曲げようとせず、彼なりの正義を主張しようとしていました
「殺すのではありません。めっそうもない!」ドビーは驚愕した。「ドビーめは、ハリー・ポッターの命をお助けしたいのです! ここに留まるより、大怪我をして家に送り返される方がよいのでございます! ドビーめは、ハリー・ポッターが家に送り返される程度に怪我をするようにしたかったのです!」
ハリー・ポッターと秘密の部屋
そしてブラッジャーでハリーにけがをさせた後にハリーに秘密の部屋について口を滑らせてしまい、「ドビーは悪い子」と自分を戒めました
「ドビーめはハリー・ポッターをここに留まらせるわけにはいかないのです。歴史が繰り返されようとしているのですから。またしても『秘密の部屋』が開かれたのですから――」 ドビーはハッと恐怖で凍りついたようになり、やにわにベッドの脇机にあったハリーの水差しをつかみ、自分の頭にぶっつけて、引っくり返って見えなくなってしまった。次の瞬間、 「ドビーは悪い子、とっても悪い子……」とブツブツ言いながら、目をくらくらさせ、ドビーはベッドの上に這い戻ってきた。
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ドビーはハリーをホグワーツに行かせないためにした行動自体に対して「悪い子」と言っているのではなく、あくまで屋敷しもべ妖精として「主人の命令に逆らった」ということに対しての言葉なのです
ドビーは本当に「悪い子」なのか?
ドビーは決して悪い存在ではなく、非常に優しく、勇敢なキャラクターです
ハリーを守るために嫌われ役を引き受け、自分が傷つくこともいといませんでした



自由になった後も、ハリーのために動き続け、必要の部屋を教えたり、命がけで警告に来たりします
「悪い子」という言葉は、屋敷しもべ妖精としての考えが根付いた故の言葉だったのです
まとめ:ドビーの「悪い子」は忠誠心の裏返しだった
ドビーが「悪い子」と言うのは、自分を責めるための言葉でした
屋敷しもべ妖精としての価値観と、ハリーを守りたい気持ちがぶつかった結果です
この意味を知ると、ドビーの行動はただのトラブルメーカーではなく、健気で切ないものに見えてきます
あのセリフは、屋敷しもべの忠誠心と優しさがにじみ出た言葉だったのです











