- 予言による2人の関係
- ヴォルデモートがハリーを狙う理由
- ヴォルデモートとハリーの関係

ハリーとヴォルデモートは予言によって繋がった宿敵であり、どちらかしか生きられない運命でした
この記事では、予言による運命、ハリーを狙う理由、ハリーとヴォルデモートの関係をわかりやすく解説します
ハリーとヴォルデモートは“予言”によって運命的に繋がった宿敵
ハリー・ポッターとヴォルデモートは、単なる「英雄と悪役」ではありません
2人の関係は予言によって始まり、魂・血・杖などの複数の要素が絡み合った“宿敵”です
ヴォルデモートがハリーを狙う理由
ヴォルデモートがハリーを標的にした理由は
- 予言にある“闇の帝王を倒す力を持つ子”がハリーだと思った
- 自分を脅かす存在を根絶したかった
ヴォルデモートは恐怖と支配で魔法界を統治する存在であり、将来的に自分を倒す可能性のある相手を放置できませんでした
結果として、1歳のハリーを襲撃しますが、母リリーの“自己犠牲の愛”によって呪いは跳ね返り、逆にヴォルデモートは肉体を失います
その後ハリーの血を使い復活を遂げた後も、「自分を脅かす存在」であるハリーを殺し、自分が最も強い魔法使いだと証明する必要がありました
ハリーとヴォルデモートの関係を分かりやすく整理


① 予言による“選ばれし者”
2人の関係の起点は、ホグワーツの占い学の教授トレローニーが1980年に語った「予言」です
その内容は「1980年7月に生まれる子供がヴォルデモートを倒す力を持つ」というもので、ヴォルデモートはその子供を“ハリー”だと判断し、襲撃したことから全てが動き始めます
しかし実は「予言の子」がハリーである必然はなく、ヴォルデモート自身がハリーを選んだことで予言が確定したと言われています



当てはまるのはハリーとネビルの2人でしたが、ヴォルデモートは自分と同じ半純血であるハリーを選びます
② ハリーが分霊箱だった(魂の共有)
赤ちゃんであったハリーを襲撃した際、呪いが跳ね返り、ヴォルデモートの魂の破片の一部がハリーに宿りました
その結果、ハリーは“無自覚の分霊箱(ホークラックス)”となり、以下の現象が起きるようになります
- 蛇語が話せる
- ヴォルデモートの感情が流れ込む
- 精神的なつながりが生まれる
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、この魂のつながりを知ったヴォルデモートに利用されます
ヴォルデモートは1996年6月、シリウスが予言の間で拷問を受けている映像をハリーに送り込み、神秘部におびき寄せることに成功しました
③血による守り(母の愛)と復活の呪縛
リリーの自己犠牲によって、ハリーには“血による古い魔法の守り”が宿りました
更にダンブルドアがかけた魔法によって、ダーズリー家で暮らす間、この効力は続くこととなりヴォルデモートがハリーに攻撃できないようにしました
その後、1995年にヴォルデモートは復活の儀式でハリーの血を使いました



これにより、ハリーにかけた母の守りがヴォルデモートにも流れ込み、次のことが可能となってしまいました
- ヴォルデモートはハリーを触っても痛みを受けない
- ハリーの守りが死ぬまでヴォルデモートも生きられるという皮肉な“つながり”が発生



賢者の石の際にクィレル教授がハリーに触れられなかったのは、血の守りによるものでした
2人の因縁は、血によってより強固となっていったのです
④兄弟杖 → 最後の戦いの決着にも影響
ハリーとヴォルデモートの杖は兄弟杖で、同じ不死鳥フォークスの尾羽が使われています
そのため杖同士が干渉し合い、通常とは違う魔法現象(呪文がつながる“呪文の逆流現象”)が起きます
ヴォルデモートが、このつながりに気付くにはしばらくかかりましたが、リリーがハリーを守ったこととあわせて、ハリーを殺せなかった理由を確信しました
その後、ヴォルデモートは他の杖で戦おうとしましたが、すでに攻撃を受けていることに気づいていませんでした
ヴォルデモートの杖は、持ち主の魔法を失敗させるだけではなく、裏切ったのです



ダンブルドアがハリーに説明しています
「きみの杖はあの夜、ヴォルデモートの杖の力と資質の一部を吸収した、とわしは思う。つまり、ヴォルデモート自身の一部をきみの杖が取り込んでおったのじゃ。そこで、あの者がきみを追跡したとき、きみの杖はヴォルデモートを認識した。血を分けた間柄でありながら不倶戴天の敵である者を認識してヴォルデモート自身の魔法の一部を、彼に向けて吐き出したのじゃ」
ハリーポッターと炎のゴブレット
この現象は複数の戦いで重要な役割を果たし、最後の決着にも影響を与えました
⑤遠い血のつながり(ペベレル兄弟の子孫)
実はハリーとヴォルデモートは“遠縁の親戚”にあたります
ふたりとも、ペベレル兄弟(「死の秘宝」の最初の所有者)の子孫にあたり、ヴォルデモートとハリー・ポッターは血縁関係で遠い親戚です



J.K.ローリングは、ハリー・ポッターとヴォルデモートの関係について、2007年にブルームズベリー社が行ったライブチャットで次のように語っています
「ハリーとヴォルデモートはふたりともペベレル家の子孫で、遠い親戚なの。もちろん、何百年も家系図を遡れば、ほとんど全ての魔法使いは遠い親戚にあたるのだけど。『ハリー・ポッターと死の秘宝』で分かった通り、ペベレル家の血をひく家系は、魔法界には多いということね」
2007年にブルームズベリー社が行ったライブチャット
直接の物語には深く関わりませんが、“血のめぐり”も2人の縁を象徴しています
最後に:2人の関係は“選択と予言”が作った宿命
ハリーとヴォルデモートの関係は、以下の要素が積み重なって形成されました
- 予言が2人を結びつけたこと
- ヴォルデモート自身の“選択”が宿敵を生んだこと
- 魂・血・杖が深い因縁を作り上げたこと
最終的に2人は“似ているからこそ分かり合えず、違うからこそ対立する存在”として描かれています
- 予言に縛られながらも「どう生きるか」を選び取ったハリー
- 「不死と支配」だけを求め続けたヴォルデモート
この対比こそが、ハリー・ポッターシリーズの核心と言えるテーマです









