- スラグホーンの人物像
- スラグホーンの記憶が必要だった理由
- 毒入り事件の真相

スラグホーンは“分霊箱の秘密を握る記憶”を持っていた重要人物です
この記事では、スラグホーンの人物像や記憶の秘密、毒入り事件の真相までを理解できるようにわかりやすくまとめています
スラグホーンとは何者?物語での役割を簡潔に解説


ホグワーツの魔法薬学教授としての立場
ホラス・スラグホーンは、ホグワーツで魔法薬学を担当する教授です



一度引退していましたが、ダンブルドアの説得により「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で復職しました
- ダンブルドアのかつての同僚で友人
- 魔法薬の知識が非常に豊富
- 優秀な魔法使い(閉心術・変身術も得意)
- スリザリン寮出身で寮監も担当
心術の心得があり、肘掛け椅子に変身できるほどの優秀な魔法使いでもあり、一度引退してからは、死喰い人から仲間に勧誘されることを恐れて、 留守にしているマグルの家を転々としていました
トム・リドル(後のヴォルデモート)がホグワーツ生時代に魔法薬学を教えていた人物でもあります
スラグクラブに見られる人物像と特徴
スラグホーンの最大の特徴は「人脈重視」の性格です
陽気な人物ですが、甘えた生き方をしており、
- 有名で成功した力のある者といることを好み
- そのような魔法使いに自分が影響を与えている
と感じることを楽しんでいます
彼は復職すると「スラグクラブ」というサロンを主催し、
- 優秀な生徒
- 有名人の子ども
- 将来有望な人物
だけを集めて交流させていました
その目的は
- 将来有名になる人と繋がる
- 自分の価値を高める
ことでした



スリザリン出身ですが、本人いわく差別的な思想は持っておらず、お気に入りの生徒はマグル生まれのハリーの母親、リリー・エバンズだと言い張っていました
スラグホーンの人脈好きを知っていたダンブルドアは、復職のお願いの際にハリーを連れて彼の家に行きました
ダンブルドアの思惑通り、
- ハリーを見たスラグホーンは復職を受け入れ
- ホグワーツ特急の中で早くもスラグクラブを開催
- たびたびハリーを夕食に誘っていました
また贅沢品に目がなく、スラグクラブに誘った見返りに好物などを貰っていました
持ち物はどれも高級品ばかりで
- パジャマはシルク
- 上着はビロード
- ドラゴン革のブリーフケース
を身に付けていました
スラグホーンの記憶が必要だった理由
結論から言うと、スラグホーンの記憶は「分霊箱の存在を確定させるため」に必要でした
分霊箱とは
- 魂を分割して物に隠す闇の魔法
- 本体が死んでも生き続けるための手段
つまりヴォルデモートが不死に近い理由そのものです
ダンブルドアはその存在を疑ってはいましたが、確証がなかったためスラグホーンの記憶が必要でした
「わしはずいぶん長い間、この証拠を求めておった」 しばらくしてダンブルドアが話しはじめた。 「わしが考えていた理論を裏づける証拠じゃ。これで、わしの理論が正しいということと同時に、道程がまだ遠いことがわかる……」
ハリー・ポッターと謎のプリンス



スラグホーンは学生時代のリドルに対して、分霊箱について説明していました
原作では分霊箱を作る方法についてこう語っています
「邪悪な行為――悪の極みの行為による。殺人を犯すことによってだ。殺人は魂を引き裂く。分霊箱を作ろうと意図する魔法使いは、破壊を自らのために利用する。引き裂かれた部分を物に閉じ込める――」
ハリー・ポッターと謎のプリンス
さらにリドルはこう質問します
「たとえば、七という数は、いちばん強い魔法数字ではないですか? 七個の場合は――?」 「とんでもない、トム!」 スラグホーンが甲高く叫んだ。 「七個! 一人を殺すと考えるだけでも十分に悪いことじゃないかね? それに、いずれにしても……魂を二つに分断するだけでも十分に悪い……七つに引き裂くなど……」
ハリー・ポッターと謎のプリンス
つまりスラグホーンとの会話によりヴォルデモートが複数の分霊箱を作るきっかけになったのです


なぜスラグホーンは記憶を改ざんしていたのか
ヴォルデモートに関わったことへの恐怖
スラグホーンは、当初自分の記憶を偽装していました
理由は「自分が原因かもしれない」という恐怖からでした
- 危険な知識を教えてしまった
- ヴォルデモート誕生に関わった可能性
自分の評価を守るための保身
もう一つの理由は「保身」です
スラグホーンは
- 世間体を気にする
- 評価を落としたくない
性格の持ち主でした
その結果、
- 記憶を改ざんして提供
- 記憶を欲しがるハリーとの接触を回避
という行動を取っていました
実際ヴォルデモートに分霊箱のことを教えたときも
「しかし、いずれにしても、トム……黙っていてくれ。わたしが話したことは――つまり、我々が話したことは、という意味だが。我々が分霊箱のことを気軽に話したことが知れると、世間体が悪い。ホグワーツでは、つまり、この話題は禁じられている……ダンブルドアは特にこのことについて厳しい……」
ハリー・ポッターと謎のプリンス
と言っており、ハリーに本当の記憶を渡すときに泥酔しながらも
「それを見ても、わたしのことをあまり悪く思わんでくれ……」
ハリー・ポッターと謎のプリンス
と言っていました
ハリーはどうやって本当の記憶を入手したのか
ハリーは「フェリックス・フェリシス(幸運薬)」を使って記憶を入手しました
一度「記憶が欲しい」と告げてから、ハリーはスラグホーンに警戒され避けられ続けていました
そこでハリーは、「幸運薬」を使用することを決意します
- 幸運薬を飲む
- 偶然スラグホーンと遭遇
- アラゴグの葬儀に誘う
- 酒で気を緩ませる
- 感情に訴える
幸運薬を飲んだハリーは何故かハグリッドの元へ行きたくなります
そこでスラグホーンと偶然遭遇し、そこでアラゴグのことを話します
すると非常に貴重なアラゴグの毒を入手したいスラグホーンはハリーとともにアラゴグの葬儀を手伝うことにし、その流れでハグリッドと酒を交わします
その流れでハリーは自分の母親の話をしスラグホーンの情に訴えかけます
特に決定的だったのはこの一言です
「母は僕に命をくれた。それなのに先生は記憶をくれない」
ハリー・ポッターと謎のプリンス
この言葉により、スラグホーンは罪悪感に耐えきれなくなり本当の記憶を渡しました
毒入り事件はスラグホーンの仕業なのか
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でもう1つ印象的な出来事が「毒入り事件」です
惚れ薬を飲まされたロンを助けるためハリーはロンとともにスラグホーンの部屋を訪れ、解毒剤を調合してもらいます
ロンを助けた後、ロンの誕生日を祝うため、スラグホーンはダンブルドアに贈る予定だった「オーク樽熟成の蜂蜜酒」を開け3人で乾杯します
すると最初に飲んだロンの様子が豹変し倒れてしまいます
何とか一命は取り留めましたが、スラグホーンに疑いがかかります
- 酒を持っていたのがスラグホーン
- 現場にいた
- 怪しい行動が多い
しかし実際の犯人は「ドラコ・マルフォイ」で、スラグホーンは「巻き込まれただけ」でした



ヴォルデモートからダンブルドア殺害を命じられたドラコが酒に毒を入れていたのをたまたまスラグホーンが手にしてしまったのです
スラグホーンは善人か悪人か
スラグホーンは利己的ではありますが根は善人です
- 利益優先
- 人を選ぶ(スラグクラブ)
- 保身的
な利己的な部分はありますが、
- 最後はハリーに協力
- 真実の記憶を渡す
- ヴォルデモートと戦う
と最終的にはホグワーツを守るために協力し、ヴォルデモートとも戦いました
ヴォルデモートはいま、マクゴナガル、スラグホーン、キングズリーの三人を一度に相手取り、冷たい憎しみの表情で対峙していた。三人は、呪文を右へ左へとかわしたり、かいくぐったりしながら包囲していたが、ヴォルデモートを仕留めることはできないでいた――。
ハリー・ポッターと死の秘宝
まとめ:スラグホーンは“記憶”で物語を動かした重要人物
スラグホーンは一見すると脇役ですが、
- 分霊箱の情報を握る
- ヴォルデモートの過去を知る
- 物語の核心に関わる
など非常に重要な人物です



「スラグホーンの「記憶」がなければヴォルデモートは倒せなかった」と言っても過言ではありません
スラグホーンは物語を動かす“鍵”となったキャラクターでした









