- 分霊箱とは何なのか
- 7つの分霊箱の正体一覧
- なぜ「7つ」と言われるのに数が混乱するのか
- 分霊箱が壊された順番

分霊箱はヴォルデモートを除いて7つ存在します
この記事では、分霊箱の基本から7つの正体、数が混乱する理由や破壊された順番までを、できるだけわかりやすく整理して解説しています
ハリー・ポッターに登場する「分霊箱(ホークラックス)」とは何か?


分霊箱(ホークラックス)とは、ヴォルデモートが自分の魂の一部を封じ込め、不死に近づくために作った存在です
闇の魔術道具とされており、分霊箱を作る(魂を分ける)ためには殺人という重大な罪を犯す必要があります



魂は本来ひとつで完全なものであり、それを引き裂く行為は魔法界でも極めて禁忌とされています
分霊箱が壊されない限り、ヴォルデモートは肉体を失っても完全には死なず、ヴォルデモートの命をつなぎ止める「保険」のような役割を果たしていました
1歳のハリーに放った死の呪文がヴォルデモートに跳ね返ったときには既に分霊箱を作っていたため、ヴォルデモートは死の呪文が当たっても完全に死ぬことはありませんでした
7つの分霊箱の正体一覧【何が分霊箱だったのか】
ここではヴォルデモートの分霊箱となったものを紹介していきます
ヴォルデモートは、由緒ある品や自分に縁の深い存在を分霊箱に選んでいます


①トム・リドルの日記
- ヴォルデモートの昔の学用品
- 文字を書くと若き日のヴォルデモート(トム・リドル)から返事が来る
- 秘密の部屋を開けることが目的
ヴォルデモートが、まだトム・マールヴォロ・リドル という本名を名乗っていたときに使用していた学芸品で、白いページに文字を書くと、 リドルの返事が現れる日記です
ホグワーツ在学中 (1943年) に秘密の部屋を開けたリドルが、
- いつか誰かが秘密の部屋を再び開けて
- バジリスクを解放し
- マグル生まれを淘汰すること
を願い、この日記を分霊箱にし16歳の自分を中に閉じ込めました
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」でルシウス・マルフォイがロンの妹ジニーの持ち物にこの日記を忍び込ませ、その結果リドルにコントロールされたジニーが秘密の部屋を開け、 バジリスクを解放してしまいます
ジニーを救出に来たハリーが秘密の部屋でリドルと対決し、グリフィンドールの剣でバジリスクを倒し、その牙で日記(分霊箱)を破壊しました
②マールヴォロ・ゴーントの指輪
- ヴォルデモートの祖父の指輪
- ゴーントの家系に代々伝わる
- 死の秘宝「蘇りの石」が使われている
ゴーント家に代々伝わる指輪で、ヴォルデモートの母方の祖父「マールヴォロ・ゴーント」の持ち物でした
彼の死後は息子のモーフィン(ヴォルデモートの叔父)の手に渡りましたが、1943年夏にトム・リドル (ヴォルデモート) が盗み出し、分霊箱にした後、元のゴーントの廃屋に隠して幾重にも強力な魔術を施して保護していました
指輪がホークラックスになっていることを察知したダンブルドアは1996年、見つけ出して破壊しましたが、指輪を嵌めてしまったため強力な呪いを受けてしまいます
③サラザール・スリザリンのロケット
- スリザリンの末裔のゴーント家の家宝
- スリザリンの印(曲がりくねった飾り文字の「S」) がついている
サラザール・スリザリンの緑のどっしりとした金のロケットで、スリザリンの末裔のゴーント家の家宝となっていました
ヴォルデモートの母親メローピー・ゴーントが身につけていましたが、
- 妊娠中にお金に困りカラクタカス・パークに10ガリオンで売る
- それを金持ちのヘプジバ・スミスが高値で買い取り大切に保管
しかし、それをヴォルデモートに見せたため殺害され盗まれてしまいます
ヴォルデモートはこれを分霊箱にし、子供のころ孤児院の遠足で行った洞窟に、何重にも魔法をかけて保管していました
ダンブルドアとハリーでそれを破壊するために洞窟に向かいますが、
- R.A.B. が盗み出し
- 偽物とすり替えられていた
その後ハリーはロン、ハーマイオニーとともに本物を探す旅にでかけます
④ヘルガ・ハッフルパフのカップ
- ハッフルパフ家に先祖代々受け継がれてきた物
- 入念に細工された二つの取っ手に穴熊の刻印が施されている
- どのような力が秘められているのか謎に包まれている
ホグワーツ卒業後、ヴォルデモートはポージン・アンドバークスに就職します
そこで得意客の一人、ヘルガ・ハッフルパフの遠い子孫のヘプジバ・スミスが所持していることを知り、ヘプジバを殺害してそれを盗み、分霊箱にしました



先述したスリザリンのロケットをヘプジバ・スミスが持っていることも同じタイミングで知りました
⑤ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
- ホグワーツ創始者ロウェナ・レイブンクローの所有物
- 頭につけた者に知恵を与えると信じられている
- 娘はレイブンクローのゴースト「ヘレナ・レイブンクロー(灰色のレディ)」
ホグワーツ創始者ロウェナ・レイブンクローの所有物で知恵を授けるとされるティアラです
娘のヘレナが母親から髪飾りを盗み出してから行方不明となっていました
ヘレナは死後もなお灰色のレディとなり、レイブンクロー寮に留まり、ゴーストになってからも髪飾りのありかを誰にも教えていなかったヘレナでしたが、巧みな話術を使ったトム・リドル(ヴォルデモート)にだけ気を許して教えてしまいます
その後、髪飾りはヴォルデモートが分霊箱にしてホグワーツの「必要の部屋」に移されました
⑥ナギニ
- ヴォルデモートが飼っていた巨大な蛇
- 最後に作られた分霊箱
ナギニはヴォルデモートのペットで体長が4メートルはある巨大な雌蛇です
ヴォルデモートが1歳のハリーを殺しそこねて肉体を持たない身となってしまったあいだ、ナギニから絞った毒とユニコーンの血を混ぜた魔法薬を飲み続けて何とか生き延びていました
ナギニは1994年に作られた最後の分霊箱で、インタビューのなかでJ.K.ローリングは「バーサ・ジョーキンズを生贄に、ナギニは分霊箱になった」と語っています
⑦ハリー・ポッター
ハリーは、意図せず分霊箱になってしまった存在です
1歳の頃、ハリーを殺そうとしたヴォルデモートの呪文は跳ね返りヴォルデモート自身へと当たりましたが、その際魂の一部がハリーに宿ってしまいました
なぜ「7つの分霊箱」は数が混乱するのか?
多くの人が混乱する理由は、
- ヴォルデモートが理想とした魂の数と
- 「実際の分霊箱の数」
がズレているからです
ヴォルデモートは「7」という数字が最強の魔力を持つ数字であることから、自身の魂を7つに引き裂こうと考えていました
- 分霊箱を6つ作る
- 自分の体に残る魂と合わせて7つにする
というものでした
その結果、
- 分霊箱だけで7つ
- ヴォルデモート本体を含めると魂は8つ
という、ややこしい状態になったのです
7つの分霊箱はどの順番で破壊されたのか?
分霊箱は、物語を通して次の順番で破壊されました
- トム・リドルの日記
作品:「秘密の部屋」
バジリスクの牙を使ってハリーが破壊 - マールヴォロ・ゴーントの指輪
作品:「謎のプリンス」
ダンブルドアが破壊(代償として呪いにかかる) - スリザリンのロケット
作品:「死の秘宝」
ロンがグリフィンドールの剣で破壊 - ハッフルパフのカップ
作品:「死の秘宝」
バジリスクの牙を使ってハーマイオニーが破壊 - レイブンクローの髪飾り
作品:「死の秘宝」
必要の部屋でクラッブが放った悪霊の火により破壊 - ハリーの中の分霊箱
作品:「死の秘宝」
ヴォルデモートの死の呪文で破壊 - ナギニ
作品:「死の秘宝」
ネビルがグリフィンドールの剣で破壊
それぞれの壊した場面の解説はこちら
①トム・リドルの日記
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で秘密の部屋へ行ったハリーがバジリスクと戦い、バジリスクを倒した後にバジリスクの牙を使用して日記を破壊しました
②マールヴォロ・ゴーントの指輪
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でダンブルドアがゴーント家に行き指輪を見つけ破壊しますが、その際にダンブルドアは指輪を嵌めてしまったため呪いを受け、 深手を負いました



指輪には「蘇りの石」がはめ込まれており、ダンブルドアはそれについ魅了されはめてしまったそうです
③スリザリンのロケット
ハリーとダンブルドアでロケットを探しに行きますが、ロケットは偽物であり、そこには「R・A・B」と書かれた手紙がありました
その後本物を探す旅に出かけると
- RABの正体はレギュラス・ブラック
- レギュラスはすり替えたが破壊できず
- 屋敷しもべクリーチャーに託すも破壊できず
- マンダンガスに盗まれる
- その後魔法省アンブリッジの手に渡る
ことが判明します
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法省に潜入しアンブリッジが持っていたロケットを奪うことに成功しますが、その後ロケットの影響でロンとハリーが仲違いしてしまいます
その後、池の中にグリフィンドールの剣があることを見つけ、ハリーが取りに行こうとしますがロケットの鎖がハリーに巻き付き上がれなくなったところを戻ってきたロンが助け、その後ロンによってグリフィンドールの剣でロケットを破壊します
④ハッフルパフのカップ
グリンゴッツ銀行のベラトリックス・レストレンジの金庫に隠されていましたが、ゴブリンの協力を得て盗み出すことに成功。その後ホグワーツに戻った際にロンとハーマイオニーが秘密の部屋に行きバジリスクの牙を使って破壊しました
⑤レイブンクローの髪飾り
ヘレナ・レイブンクローから話を聞いたハリーが髪飾りは「必要の部屋」にあると気付き、必要の部屋へ入りますが、その際マルフォイ、クラッブ、ゴイルも入ってきてしまいます。その後クラッブが放った悪霊の火が必要の部屋を覆いつくし、ハリーたち3人はマルフォイ、ゴイルを助けながらなんとか脱出(クラッブが自身が放った火に巻き込まれ死亡)。必要の部屋から出た後、ハリーの手にもっていた髪飾りは悪霊の火によって破壊されていました
⑥ハリーポッター
自身の中にヴォルデモートの分霊箱があると知ったハリーが自分は死ぬ必要があると覚悟を決め、ヴォルデモートの前に姿を現します。その後ヴォルデモートが死の呪文を放ち、ハリーは倒れハリーの中の分霊箱が破壊されました。
⑦ナギニ
ネビルはハリーが死んだと聞かされた後でもヴォルデモートに立ち向かおうとします。するとヴォルデモートはネビルに金縛りの術を放ち、ネビルの身体が硬直してしまいます。そこに死んだふりをしていたハリーがネビルにかかっていた金縛りを解きます。するとネビルの近くにあった帽子の中からグリフィンドールの剣が現れ、それを使ってナギニの首を一太刀で斬りおとしました
すべての分霊箱が壊されたことで、ヴォルデモートは不死ではなくなりました
まとめ:ハリー・ポッターの「7つの分霊箱」とは何だったのか?
7つの分霊箱とは、ヴォルデモートが不死を目指して魂を分けた存在です



由緒ある品や生き物、そして意図せずハリー自身も分霊箱になっていました
すべての分霊箱が破壊されたとき、物語はついに終わりを迎えました









