- 必要の部屋とは?
- 必要の部屋への入り方
- 人によって部屋の中が違う理由
- 作中での必要の部屋の使用例
- 最後どうなったか

必要の部屋は「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でダンブルドア軍団の練習場として使われました
この記事では、「必要の部屋って結局なに?」という基本から、どうすれば入れるのか、人によって姿が変わる理由、そして最後にどうなったのかまでを、わかりやすくまとめています
結論|必要の部屋とは「本当に必要とした人の前にだけ現れる魔法の部屋」
必要の部屋とは、その人が「今まさに必要としているもの」を形にしてくれる、ホグワーツ城の不思議な部屋です
本当に必要としたときにだけ現れ、入る人の目的によって中身や使い道が変わります
そのため「便利な秘密基地」にもなれば、「隠し場所」や「逃げ場」にもなるとても特別な空間です



ホグワーツの先生生徒ともにこの存在を知っている人はほとんどいません
「そこを知っている人はどのぐらいいるのかな?」ハリーは椅子に座り直した。 「ほとんどおりません。だいたいは、必要なときにたまたまその部屋に出くわします。はい。でも、二度と見つからないことが多いのです。なぜなら、その部屋がいつもそこにあって、お呼びがかかるのを待っているのを知らないからでございます」
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
どうすれば必要の部屋に入れるのか?
必要の部屋は「強く必要としたとき」にだけ姿を現す
必要の部屋の入口は、ホグワーツ城8階の廊下、バカのバーナバスがトロールに棍棒で打たれている壁掛けの向かい側にあります



ただし、普通に歩いているだけでは見つかりません
入るためには、
- 「○○が必要だ」とはっきり意識する
- 壁の前を3回、行ったり来たりする
この2つがそろったとき、それまで何もなかった石壁に扉が現れます
「なぜなら、その部屋に入れるのは」ドビーは真剣な顔だ。「本当に必要なときだけなのです。ときにはありますが、ときにはない部屋でございます。それが現れるときには、いつでも求める人のほしいものが備わっています。ドビーめは、使ったことがございます」
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
意図せず通り過ぎても入れない理由
必要の部屋は、「目的意識」がないと反応しません
そのため、
- 偶然通りかかった
- なんとなく歩いていた
といった場合、たとえ場所が同じでも扉は現れません
実際、ダンブルドアでさえ「たまたま迷い込んだが、二度と見つからなかった」と語っています
「もっと詳しく調べようと、もう一度行ってみると、その部屋は跡形もなかったのじゃ。しかし、わしは、これからも見逃さぬよう気をつけようと思うておる。もしかすると、朝の五時半にのみ近づけるのかもしれんて。」
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
必要の部屋の特徴


必要の部屋は「人の願い」に応じて中身が変わる
必要の部屋は、入る人の願いをくみ取って姿を変える部屋です
たとえば、
- 魔法の練習をしたい → 教室のような部屋
- 物を隠したい → がらくたで埋め尽くされた巨大な空間
- トイレに行きたい → トイレ完備の部屋
このように、同じ「必要の部屋」でも中身はまったく別物になります
できることとできないこと
必要の部屋には、ある程度の「意志」があるとされています
「ハリー・ポッターと死の秘宝」でネビルたちがカロー兄妹から隠れるために必要の部屋を使用していた際、人数によって部屋が広がったりハンモックの数が増えたりと変化していきました
「最初に僕が入ったときは、全然こんなじゃなくて、ずっと小さかった。ハンモックが一つとグリフィンドールのタペストリーだけだったんだ。でも、DAのメンバーがどんどん増えるに連れて、部屋が広がったんだよ」
ハリー・ポッターと死の秘宝
ただし万能ではなく、
- 食べ物を作り出すことはできない
- すでに誰かが使っている間は姿を変えられない
といった制限もあります
忍びの地図にも表示されないため、既に誰かが使用している場合は使っている目的を知らなければ中に入ることはできません
ドラコがキャビネットを修理するために必要の部屋を使用していた際、ハリーが必要の部屋に入れなかったのはドラコの目的を知らなかったからです
作中での必要の部屋の使用を紹介
ダンブルドア軍の訓練場として使われる
ハリーたちは、防衛術をこっそり学ぶために必要の部屋を使用しました
部屋の中には、
- 闇の魔術に対する防衛術の本
- 訓練用の道具
- 松明で照らされた教室のような空間
が用意され、まさに理想的な訓練場となっていました
戦いを学ぶ場所が必要です……ハリーは思いを込めた……どこか練習するところをください……どこか連中に見つからないところを……。 「ハリー!」 三回目に石壁を通り過ぎて振り返ったとき、ハーマイオニーが鋭い声を上げた。 石壁にピカピカに磨き上げられた扉が現れていた。ロンは少し警戒するような目で扉を見つめていた。ハリーは真鍮の取っ手に手を伸ばし、扉を引いて開け、先に中に入った。広々とした部屋は、八階下の地下牢教室のように、揺らめく松明に照らされていた。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
マルフォイがキャビネットの修理に利用
6巻ではドラコ・マルフォイが必要の部屋を使い、姿をくらますキャビネットの修理を行っていました
修理が完成した結果、
- 死喰い人が外部からホグワーツに侵入
- ダンブルドア暗殺計画につながる
という、物語の大きな転換点になります
最後の戦いで必要の部屋はどうなったのか?
最終決戦のさなか、ハリーはヴォルデモートがレイブンクローの髪飾り(分霊箱)を必要の部屋に隠していたことに気づきます
ハリーは以前、古い魔法薬学の教科書を隠すために「物を隠したい」と強く願い、必要の部屋を使ったことがあり、そのとき現れたのが、何世紀にもわたって生徒たちが物を隠してきた、がらくたで埋め尽くされた空間でした



ヴォルデモートも同じように、「誰にも見つからない場所」を求め、自分だけがその部屋を見つけられると思い込んで分霊箱をそこに隠したのです
「髪飾りがどんな形をしていて、どこにあるかがわかった」 ハリーは早口で話した。 「あいつは、僕が古い魔法薬の教科書を隠した場所と、おんなじところに隠したんだ。何世紀にもわたって、みんなが隠し場所にしてきたところだ。あいつは、自分しかその場所を見つけられないと思ったんだ。行こう」 壁がまた揺れた。ハリーは二人の先に立って、隠れた入口から階段を下り、「必要の部屋」に戻った。
ハリー・ポッターと死の秘宝
ハリー、ロン、ハーマイオニーは、「髪飾りを探している」と明確な目的を口にしながら、必要の部屋に入ることに成功します
しかし、その言葉を近くに潜んでいたマルフォイ、クラッブ、ゴイルが聞いていました
マルフォイは以前、姿をくらますキャビネットの修理のために必要の部屋を使っていた経験があります
そのため、
- 必要の部屋の存在を知っていた
- 目的(髪飾り探し)を理解できた
この2つがそろい、ハリーたちと同じ部屋に入ることができたのです
部屋の中で対峙した際、クラッブは制御不能な闇の魔法「悪霊の火」を放ってしまいます
この炎によって、
- レイブンクローの髪飾り(分霊箱)は完全に破壊される
- クラッブ自身も炎に巻き込まれ、命を落とす
という結果になりました
原作では、必要の部屋がその後どうなったのかは明確に語られていません
しかし、
- 悪霊の火は極めて強力な闇の魔法である
- 部屋全体が焼き尽くされている
という描写から、以前のように自由に使える状態ではなくなったと考えられています



必要の部屋から脱出後、ハリーとロンも以下のような会話をしています
「ジニーはどこだ?」ハリーが鋭い声を上げた。「ここにいたのに。『必要の部屋』に戻ることになっているのに」 「冗談じゃない、あんな大火事のあとで、この部屋がまだ機能すると思うか?」 そう言いながらロンも立ち上がって、胸をさすりながら左右を見回した。
ハリー・ポッターと死の秘宝
まとめ|必要の部屋が象徴しているもの
必要の部屋は、単なる便利な魔法の空間ではありません
- 逃げ場
- 成長の場
- 秘密を抱えた人たちの居場所
として、登場人物の心の状態を映す場所でもありました
「本当に必要とした人の前にだけ現れる」という性質は、ハリー・ポッターという物語そのものを
象徴しているとも言えます









