- ハリー・ポッターにケルベロスって出てきたっけ?
- あの3つの頭を持つ大きな犬の名前は何だったかな?
- どの巻に出てきて、どんな役割をしていたの?

ケルベロス「フラッフィー」は賢者の石で登場し、試練の入り口で登場する3頭の巨大な犬のことです
この記事では、ハリー・ポッターに登場するケルベロス「フラッフィー」の正体や登場シーン、賢者の石を守るために果たした役割についてわかりやすく解説します
ハリー・ポッター「フラッフィー」の登場シーン
「ハリーポッターと賢者の石」で、ハリーたちが立ち入り禁止になっているホグワーツの3階で出会ったのが初登場です


- 巨大で部屋の天井まで届くほどの体
- 3つの頭を持つ犬の姿
- 音楽を聴かせると眠ってしまう
フラッフィーは、ハグリッドがパブにいたギリシャ人の男から買い取った魔法生物で、賢者の石を守るためにダンブルドアに貸していました
そう、あいつの名前だ。去年パブで会ったギリシャ人のやつから買ったんだ。俺がダンブルドアに貸した。守るため……」
ハリーポッターと賢者の石
「何を?」 ハリーが身を乗り出した。
「もう、これ以上聞かんでくれ。重大秘密なんだ、これは」
ハグリッドがぶっきらぼうに言った。
ケルベロスと呼ばれる理由と神話とのつながり



フラッフィーは「ケルベロス」が元ネタとなっています


ケルベロスはギリシャ神話に登場する冥界の番犬で、冥界の門を守り、死者が逃げ出さないように見張っていました
- もともとは50もの頭を持つ怪物として描かれた
- その後「3つの頭+竜の尾、背骨に怒ったヘビがひしめく姿」が定着
- 音楽で眠るという逸話があり、オルペウスが竪琴でケルベロスを眠らせた



古代ギリシアでは人が死ぬと、その魂は地下の黄泉の国に行くと信じられていました
黄泉の番犬としてのケルベロスのおつとめは、ひとたびハデスの国の門をくぐったら何人たりと逃げ出さないよう、しっかり見張ることでした
そんな中、楽人オルペウスは死んだ妻エウリディケを探して黄泉にのりこみ、竪琴で美しい調べをかなでたので、目を閉じてうっとりしたケルベロスに通してもらえました
「門を守る」「音楽に弱い」という設定は、フラッフィーの性質にも受け継がれています。
フラッフィーの役割は賢者の石を守るために配置された試練の一つ
フラメルが創り出したもので、あらゆる金属を金に変えたり、命の水(不老不死の霊薬)の源になる信じられた石
ヴォルデモートが賢者の石を狙っていることを知ったフラメルは、ホグワーツで保管するようにダンブルドアに依頼しました
ダンブルドアは賢者の石を守るために、ホグワーツの教授たちと協力して複数の試練を設置しました
その中でフラッフィーは最初の番人として配置されていました
- 3階の立ち入り禁止区域に待ち構える
- 床の下にある隠し扉を守っていた
- 音楽を流さない限り近づけない
ハグリッドは酒の席でフラッフィーの弱点(音楽で眠る)をクィレルに漏らしてしまったことを深く後悔し、ハリーに泣いて謝っています
その後どうなった?
賢者の石事件が解決したあと、フラッフィーはホグワーツから姿を消します
一度は禁じられた森に移されましたが、その後、ダンブルドアによってギリシャへ送り返されました
まとめ:フラッフィーは「ケルベロス」が元ネタの守護犬
- 正体はハグリッドが買った三頭犬「フラッフィー」
- ギリシャ神話のケルベロスがモデルで、音楽で眠る特徴も受け継いでいる
- 賢者の石を守る最初の試練として登場し、事件後はギリシャへ戻された
フラッフィーは、神話ケルベロスがモデルになった三頭犬でヴォルデモートから賢者の石を守るためにホグワーツにいたのです