- グリンデルバルドの人物像
- ダンブルドアとの関係と決裂の理由
- 何をしようとしていたのか(思想と目的)
- ハリーポッター作品での登場シーン
- 時系列で整理したグリンデルバルドの生涯

グリンデルバルドはダンブルドアのかつての友であり、最終的に対立した最強クラスの闇の魔法使いです
この記事では、グリンデルバルドの人物像やダンブルドアとの関係、作品同士のつながりをわかりやすく解説しています
グリンデルバルドとは何者?【結論:ダンブルドアと対立した最強の闇の魔法使い】


グリンデルバルドとは、ヴォルデモート以前に魔法界を恐怖に陥れた最強の闇の魔法使いです
ダンブルドアと同等とも言われる実力を持ち、「より大きな善」という思想のもとで魔法族による支配を目指しました
生い立ち(ダームストラング時代)
- 本名:ゲラート・グリンデルバルド
- 1883年頃生まれ
- ダームストラング専門学校退学
- 大叔母:バチルダ・バグショット
グリンデルバルドは1883年頃に生まれ、若くして高い才能を持っていました
ビクトール・クラムと同じ「ダームストラング専門学校」に入りますが、
- 闇の魔術への異常な執着
- 危険な実験
- 他の生徒への攻撃
これらが原因で、16歳でダームストラングを退学になります
その後ゴドリックの谷に住んでいる大おばのバチルダ・バグショットの家に滞在し、そこでアルバス・ダンブルドアと出会います
ヴォルデモート以前の最強の闇の魔法使い
グリンデルバルドは、ヴォルデモートが現れるまで「史上最強の闇の魔法使い」とされていました
実際に、
- ヨーロッパ全土で勢力を拡大
- 軍を組織
- 反対者を投獄
といった形で、魔法界に大きな影響を与えています
ダンブルドアとの関係【出会いから決裂・決闘まで】


グリンデルバルドを語る上で欠かせないのが、アルバス・ダンブルドアとの関係です
出会いと死の秘宝への関心(より大きな善)
2人はゴドリックの谷で出会い、すぐに意気投合します
そのときの2人は
- グリンデルバルト:
退学後大叔母のバチルダの家に滞在 - アルバス:
妹の世話を余儀なくされ実家へ戻る
という状況でした
才能を持て余していた2人は
- 天才的な頭脳
- 現状への不満
- 死の秘宝への関心
どんどんのめり込んでいき、グリンデルバルドは、「より大きな善のために魔法族が支配すべき」と語ります
決裂の理由(アリアナの事件)
関係が崩壊したきっかけは、ダンブルドアの妹アリアナの死です
魔法界が世界を支配するためにアルバスとグリンデルバルトは「死の秘宝」を探す計画を始めます
しかし、弟のアバーフォース・ダンブルドアが計画に反対したことで、グリンデルバルトとアバーフォースは口論になり、止めに入ったアルバスとの三つ巴の戦いが発生し、その混乱の中で、アリアナは命を落とします
この事件後、
- グリンデルバルトは逃亡
- ダンブルドアはホグワーツに戻り教師となる
2人の深い関係(友情以上)
2人の関係は単なる友情ではありませんでした



作者のJ.K.ローリングは、ダンブルドアがグリンデルバルドに恋愛感情を抱いていたと明言しています
つまり、
- 尊敬
- 友情
- 恋愛
血の誓いと破られたきっかけ
2人は若い頃、「血の誓い」を結んでいました



破ろうとすると鎖で締め付けられ、窒息死させられてしまいます
そのためダンブルドアは、長い間グリンデルバルドと戦うことができませんでした
しかし「ファンタスティックビースト ダンブルドアの秘密」で血の誓いは破られます
作品終盤でグリンデルバルトは自分を裏切ったクリーデンスを殺そうと杖を向けたとき、ダンブルドアはクリーデンスを守ろうとしました
- クリーデンスを攻撃しようとしたグリンデルバルト
- クリーデンスを守ろうとするダンブルドア
その結果、不戦の契りを契約した「血の誓い」は破られたものの、どちらにも裏切りの気持ちがなかったため両者を鎖が締め付けることなく破壊されたのです
通常の場合
- どちらかが攻撃の意思を示すと血の誓いが発動し窒息させられる
⇒破ろうとすれば死んでしまう
今回の場合
- お互いに相手を攻撃する意思はない
(クリーデンスを攻撃、クリーデンスを守る)
⇒血の誓いには反していない
⇒鎖の締め付け、窒息は怒らない - しかし二人の呪文がぶつかる
⇒戦ったとみなされ「血の誓い」に反する
⇒ペンダントは破壊
- 2人とも「血の誓い」を破る意思はない
- しかし2人の呪文が交わった
これにより
- 血の誓い(締め付け)が発動しないこと
- 血の誓いが破られたこと
この矛盾する2つの出来事が同時に起こり、両者とも締め付けられることなくペンダントが破壊されたのです
ダンブルドアとの決闘
血の誓いが破られた十数年後、1945年にダンブルドアはグリンデルバルドと決闘します
結果ダンブルドアが勝利し、この戦いで、グリンデルバルトが持っていた最強の杖であるニワトコの杖も奪われました
グリンデルバルドは何をしようとしていたのか【思想と目的】
魔法族による支配思想
グリンデルバルドの目的は「魔法族がマグルを支配する世界の実現」でした
彼はこれを正義だと信じていました
「より大きな善」という危険な正義
彼のスローガンは「より大きな善のために」です
元々ダンブルドアがグリンデルバルトに影響を受けていた際に考えたもので、後にグリンデルバルトがスローガンとして使用しました
これは「魔法使いに多くの恩恵がもたらされるなら、マグルが少々犠牲になっても仕方がない」 という考えに基づくものでした
しかし、この考え方は
- 少数の犠牲を正当化
- 結果を優先
- 暴力も肯定
という危険な思想でした
ダンブルドアはグリンデルバルトの考えに疑念を抱きつつも、未来のために仕方ないとその心に目をつむっていました
「すべては、より大きな善のためなのだからと。多少の害を与えても、魔法族にとって、その百倍もの見返りがあるのだからと。心の奥の奥で、わしはゲラート・グリンデルバルドの本質を知っていただろうか? 知っていたと思う。しかし目をつむったのじゃ。わしらが立てていた計画が実を結べば、わしの夢はすべて叶うのじゃからと」
ハリー・ポッターと死の秘宝
ダンブルドアしか倒せなかった理由
- 実力が互角以上
- 思想を理解している
- 過去の関係がある
グリンデルバルトの力は強大で一般の魔法使いでは太刀打ちできませんでした
ダンブルドアは「力」と「因縁」の両方を持っていた唯一の存在だったのです
グリンデルバルトが軍隊を作り上げているのを見て、ダンブルドア自身もようやく決心し、グリンデルバルトと戦うことを決意しました
「人々が死に、グリンデルバルドは止めようもないやに見えた。そしてわしは、自分にできることをせねばならなかった」 「さて、その後に起こったことは知っておろう。わしは決闘した。杖を勝ち取ったのじゃ」
ハリーポッターでの登場シーン【どこで出てくる?】



ファンタスティックビーストがメインのキャラクターですが、実はハリー・ポッター作品にも登場していす
『賢者の石』のカード
初登場は『ハリー・ポッターと賢者の石』です
ダンブルドアのカードに、「1945年にグリンデルバルドを破った」と記載されています
『死の秘宝』でのクラムとの会話
『ハリー・ポッターと死の秘宝』でクラムとハリーの会話の中に登場します



きっかけはルーナの父がつけていた「死の秘宝のペンダント」でした
実は死の秘宝の印をグリンデルバルトが自身のシンボルマークにしており、 ダームストラングの校舎の壁に刻んでいたのです
クラムの祖父はグリンデルバルトに殺されており、また学校で何度もこの印を見ていたことから、
- 死の秘宝の印=グリンデルバルトの思想
と考えていたため、その印を身に付けていたルーナの父に対して異常な嫌悪感を示していました
「あいつがフラーの客でなかったら、ヴぉくはたったいまここで、あいつに決闘を申し込む。胸にあの汚らわしい印をヴら下げているからだ」
ハリー・ポッターと死の秘宝
『死の秘宝』での最期
グリンデルバルドはダンブルドアとの決闘後、ヌルメンガードに幽閉されていました
そして、ニワトコの杖を求めるヴォルデモートに杖の居場所を聞かれ、その後殺されます



興味深いのは、最期の行動です
これは、
- 罪の償い、後悔
- ダンブルドアへの敬意や愛情
があったと考えられています



実はこのときの行動は、原作と映画で異なっています
- 原作:最後まで杖の在処を明かさなかった
- 映画:杖の情報を話してしまう
映画だけではグリンデルバルドの本当の想いはわからなかったかもしれません
グリンデルバルドの生涯【時系列で簡単に整理】



ここではグリンデルバルトの生涯を時系列で簡単に整理します


- 1883年頃:誕生
- 学生時代:退学
- 17歳:ダンブルドアと出会う
- アリアナ事件:決裂
- 各地で勢力拡大
- 1945年:敗北⇒幽閉
- 1998年:死亡
まとめ:グリンデルバルドとは「理想が暴走した悲劇の魔法使い」
グリンデルバルドは、単なる悪役ではありません
- 理想を持っていた
- しかし方法を誤った
- 結果として多くを失った
ダンブルドアとの関係こそが、その悲劇を最も象徴しています










