セクタムセンプラとは?スネイプが作った危険な闇魔法を解説

セクタムセンプラとは?スネイプが作った危険な闇魔法を解説
この記事でわかること!
  • セクタムセンプラがどんな呪文なのか
  • セクタムセンプラを作った人物
  • ハリーがセクタムセンプラを使ったシーン
  • セクタムセンプラの反対呪文
  • セクタムセンプラが危険視されている理由

セクタムセンプラは相手を切り裂く傷を与える危険な闇魔法で、スネイプが学生時代に作った呪文です

この記事では、セクタムセンプラの意味や効果、使用シーン、スネイプとの関係についてわかりやすく解説します

目次

セクタムセンプラとは?切り裂く傷を与える危険な闇魔法

セクタムセンプラとは、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で登場した危険な闇魔法です

セクタムセンプラとは?

呪文を受けた相手は、見えない刃で切り裂かれたような深い傷を負い、大量に出血します

作中ではハリーが効果を知らずにドラコ・マルフォイへ使用してしまい、悲惨な事態になりました

呪文名の「Sectumsempra」は、ラテン語の

  • sectum(切り裂く)
  • semper(常に)

が由来とされています

つまり、「永遠に切り裂く」という意味を持つ非常に危険な呪文です

また、この呪文は一般的な教科書には載っておらず、スネイプが学生時代に発明したオリジナル呪文でした

セクタムセンプラを作ったのはスネイプだった

セクタムセンプラを作ったのは、セブルス・スネイプです

ハリーは6年生のとき、学校にあった「半純血のプリンス蔵書」と書かれた古い魔法薬学の教科書を借りて使っていました

その本には、授業のメモだけでなく、スネイプが学生時代に考案した呪文も書き込まれていたのです

セクタムセンプラの横には、

“敵に対して”

というメモも残されていました

ハリーは効果を知らないまま興味本位で覚え、後にマルフォイとの決闘で使ってしまいます

「謎のプリンス」の正体はスネイプ

スネイプの母親は「アイリーン・プリンス」という純血の魔女でした

一方で父親はマグルのトビアス・スネイプです

つまりスネイプは自身の血筋(半純血)と、母親の旧姓「プリンス」を使って、自らを「半純血のプリンス」と名乗っていました

この名前には、

  • 純血ではない自分への複雑な感情
  • 優秀な魔女だった母への誇り

が込められていたと考えられます

スネイプが「敵用」の呪文を作った理由

スネイプは学生時代から闇の魔術に非常に優れていました

シリウス・ブラックいわく、入学時点ですでに上級生より多くの呪文を知っていたそうです

しかしその一方で、スネイプはホグワーツで孤独な学生生活を送っていました

特にジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックとは仲が悪く、からかわれたり攻撃されたりすることも多かったのです

そのため、

  • 自分を守るため
  • 敵へ反撃するため

に危険な呪文を作っていた可能性があります

セクタムセンプラの「敵用」というメモからも、スネイプの攻撃性や孤独さが感じられます

また、相手を逆さ吊りにする「レビコーパス」など、スネイプは他にも複数のオリジナル呪文を作っていました

ハリーがセクタムセンプラを使ったシーン

セクタムセンプラは『謎のプリンス』で複数回使用されています

特に印象的だった3つのシーンを紹介します

マルフォイとの決闘で使用した場面

最も有名なのが、「謎のプリンス」でのハリーとドラコ・マルフォイの決闘シーンです

嘆きのマートルのトイレでマルフォイにクルーシオをかけられそうになったハリーは、とっさに教科書で見たセクタムセンプラを唱えました

すると、マルフォイの顔や胸から大量の血が噴き出します

「クルー――」 「セクタムセンプラ!」床に倒れながらも、ハリーは夢中で杖を振り、大声で唱えた。 マルフォイの顔や胸から、まるで見えない刀で切られたように血が噴き出した。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

ハリー自身もここまで危険な呪文だとは知らず、深く動揺していました

この場面は、ハリーが闇魔法の恐ろしさを実感した瞬間でもあります

ダンブルドアと行った洞窟での場面

ホークラックスを探す洞窟でも、ハリーはセクタムセンプラを使用しています

亡者たちに囲まれた際、ハリーは必死に呪文を連発しました

しかし亡者には血がないため、セクタムセンプラはほとんど効果がありませんでした

「セクタムセンプラ! 切り裂け! セクタムセンプラ!」 水浸しのボロと、氷のような肌がざっくりと切り裂かれはしたが、亡者は流すべき血を持たなかった。何も感じない様子で、萎びた手をハリーに向けて伸ばしながら歩き続けた。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

結果的に、亡者にはダンブルドアの炎の魔法の方が有効だったのです

このシーンでは、

  • セクタムセンプラは生きた相手向けの呪文
  • 万能ではない

ことがわかります

ダンブルドアを殺したスネイプに対して

ダンブルドア死亡後、怒りに駆られたハリーは逃げるスネイプにセクタムセンプラを使おうとしました

しかしスネイプは簡単に防ぎ、衝撃の事実を明かします

「我輩の呪文を本人に対してかけるとは、ポッター、どういう神経だ? そういう呪文の数々を考え出したのは、この我輩だ――我輩こそ『半純血のプリンス』だ!」

ハリー・ポッターと謎のプリンス

つまり、セクタムセンプラはスネイプ自身が作った呪文だったのです

この場面で、ハリーは「半純血のプリンス」の正体を知ることになります

セクタムセンプラの反対呪文はある?

マルフォイが重傷を負った際、駆けつけたスネイプはすぐに傷を治療しました

原作では呪文名は明かされていませんが、映画版では

「ヴァルネラ・サネントゥール(Vulnera Sanentur)」

という呪文が使われています

意味は、“傷よ、癒えよ”です

スネイプは傷口を杖でなぞりながら、歌うように呪文を唱え、出血を止めていきました

その後スネイプは以下のようにハリーに伝えました

「医務室に行く必要がある。多少傷痕を残すこともあるが、すぐにハナハッカを飲めばそれも避けられるだろう……来い……」

ハリー・ポッターと謎のプリンス

ただし、この治癒魔法は非常に高度な呪文と考えられています

また、『ファンタスティック・ビースト』でも似た呪文が登場しているため、完全なオリジナル呪文ではない可能性もあります

セクタムセンプラはなぜ危険視されている?

セクタムセンプラは、作中でも特に危険な呪文の1つとして描かれています

その理由を解説します

一瞬で致命傷を与える危険性

セクタムセンプラは、見えない刃で相手を切り裂く呪文です

  • 攻撃範囲が広く
  • 出血量も非常に多い

そのため、放置すると命に関わる危険があります

ハリーも効果を知らずに使った結果、マルフォイを瀕死状態にしてしまいました

また、傷痕が残る場合もあるとスネイプ自身が語っています

許されざる呪文ではありませんが、危険性だけなら匹敵するほどの攻撃力のある呪文です

学生時代のスネイプの闇が反映された呪文

この呪文には、学生時代のスネイプの孤独や怒りが色濃く反映されています

スネイプは貧しい家庭で育ち、学校でも孤立しがちでした

さらに、ジェームズたちから執拗にからかわれていたことも描かれています

そんな環境の中で、どんどん闇の魔術に惹かれていき

  • 敵を攻撃する呪文
  • 相手を傷つける呪文

を生み出していったのです

つまりセクタムセンプラは、スネイプという人物の複雑な内面を象徴する呪文とも言えます

まとめ:セクタムセンプラはスネイプの過去と闇を象徴する呪文

セクタムセンプラは、相手を切り裂く危険な闇魔法です

しかし単なる攻撃呪文ではなく、

  • スネイプが学生時代に作った呪文
  • 「半純血のプリンス」の正体につながる伏線
  • スネイプの孤独や怒りを象徴する魔法

という重要な意味を持っています

『謎のプリンス』を見返すと、教科書のメモやスネイプの言動など、さまざまな伏線が散りばめられていることにも気づけるはずです

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この記事を書いた人

ファンタジー作品や神話、伏線回収のある物語が好きで、つい世界観や元ネタを調べてしまうタイプです。
ただ、すぐ忘れてしまうので、ここでメモ代わりにわかりやすく整理しています。
作品解説をはじめ、神話や伝承、物語の元ネタ解説など、「気になることをすぐ知りたい!」という方に向けて、簡単に読める記事をお届けします。

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